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お笑いとLAメタル
お笑いとLAメタル_a0026447_672791.jpg 夜中の3時過ぎに帰宅してテレビをつけると、フジテレビで「登龍門F」という番組が放送されていた。私の「結婚したい女子No.2」である及川奈央クンが生放送で歌っていたので、しばらく釘付けになりながらこの番組を観ていた。
 どうやら、若手のお笑いや歌手のネタ番組のようだが、あまりにもつまらないお笑い芸人が多いのには閉口してしまった。「お笑いブーム」と呼ばれ、芸人が飽和状態になっている感じである。
 これは何かに似ている…。そうだ、1980年代のLAメタル・ブームのようではないか。果たしてブームが去っても生き残るお笑いはいるのだろうか。そこで、当時のバンドと比較してみることにした…。



エレキコミック
「うんこ、うんこ」を連発する肛門期を脱していない子供のようなコントは、やんちゃなバズがいた頃のSKID ROWのようだ。
スピードワゴン
小沢の「甘い言葉」よりも、ツッコミ井戸田のほうがナルシストっぽいと思うのは私だけだろうか。ナルシストといえばDOKKENのドン・ドッケンである。
マイケル
ちょっと「オネエキャラ」のアクション派。笑顔の暑苦しさはWARRANTを彷佛とさせる。
中村豪(やるせなす)
ネタらしいネタはあまり観たことがないが、陣内のような「VTRに突っ込む」ネタを披露していた。ジェイクを迎えてポップに方向転換したOZZY OSBOURNEのようだ。
アンガールズ
オチのないシュールなコントを「じゃんがじゃんがじゃ〜ん」一発でオトしてしまう力技は、何でも神様に直結させたSTRYPERのような様式美である。
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ヒロシ
「ヒロシです」のタイミングが命の、ホスト風のヴィジュアルとは正反対の情けない一言ネタ。ブリテッシュとハリウッドが融合したL.A.GUNSである。
安田大サーカス
強烈な個性と危険な天然っぽさが同居するグループといえば、MOTLEY CRUEだ。地味な安田団長はさしずめミック・マーズ、残りはトミーとニッキーだろうか。
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タイムマシーン3号
パッとしないルックスの二人組の正統的な漫才。太ったペ・ヨンジュンのようなボケに、優しくツッコむ二人は、私生活でも仲が良さそうである。DANGER DANGERってことにしとくか。
タカアンドトシ
ミスドのCMでお馴染みの二人組。スケベそうなルックスのボケは予想範囲内だし、人の良さそうな坊主頭のノリつっこみは「間」のみである。しかし女子に受けそうなルックスは美形のギタープレイヤー、ウォーレンを擁したRATTを思わせる。
井上マー
何気ないことを尾崎豊のテンションで叫ぶ、ギターを抱えた一人コント。マジで尾崎フォロワーに刺されそうで心配させるその姿は、FASTER PUSSYCATのようにハラハラさせる。
千鳥
ヤンキー系漫才。ノーブレスでまくしたてるマシンガントークと下品なルックスは、AUTOGRAPHのようだ。
南海キャンディーズ
やたらガタイの良い毒舌女と地味な男の漫才。アン・ウィルソンに見えたから、HEARTということで。
東京ダイナマイト
たけし軍団の若手コンビによるコント。役に入りすぎて客は引いていた。たけし軍団の後ろ楯がありながら、メジャーにはなれそうにない。ジョン・ボン・ジョヴィにバックアップされていたCINDERELLAのようだ。
カンニング
タキシードに身を包み、大トリで登場。相変わらずのキレまくりキャラだが、気が弱そうなのは一見して分かる。まるで自らを毒と名付けたPOISONである。

中途半端な時間から観たので、コレという若手を見つけることはできなかったが、このお笑いブームに終止符を打つ、GUNS N' ROSESのような新人は出現するのだろうか。今後も見守っていきたい。
by velvet_iris | 2004-08-08 06:14
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