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To Love Somebody
To Love Somebody_a0026447_7215183.jpg ミュージックDVDとは違い、映画DVDはなかなか購入することがない。そうそう繰り返して観ることも少ないし、観たくなればレンタル屋さんに行けば良いと思っているからだ。それでも、たとえ年に一度しか観ないとしても手元に置いておきたい作品がある。それが映画DVDを購入するときの決め手だ。そんな数少ない私のライブラリに、つい最近加わった映画DVDが「小さな恋のメロディ」だ。

 制作・公開されたのが1971年というから私が生まれた年、33年前のことらしい。最初に観たのは小学校の低学年、たぶんテレビか家庭用8mmではないだろうか。メロディ役のトレイシー・ハイドに一目惚れだった。それまでにも「ペーパー・ムーン」のテイタム・オニールに一目惚れした事があったが、テイタムは同世代の女の子、トレイシーは少し年上のお姉さんという憧れがあったのを覚えている。大人になってからも何度かビデオレンタルで鑑賞し、数年前にはレンタル落ちのVHSを破格の値段で手にしていたものの、なぜかDVD化はされなかった。発売されてすぐに廃盤になってしまったアナ・トレントの「ミツバチのささやき」とともに長年待ち望んでいた作品だったのである。(誤解ないように付け加えると私はロリコンではありません)

 待った甲斐もあって、映像はリマスター処理され美しい。もともと色彩や構図が綺麗な作品だと思っていたが、これまで観ていたノイズは無くなり輪郭もくっきりしている。スペシャル映像として収録されているのはテレビ放送時の日本語吹替版で、若かりし頃の杉田かおるさんがメロディの声を演じているのも懐かしい。特に気に入ったのはミュージック・チャプター機能で、ビージーズや、CSN&Yの名曲からシーンが選べるのは粋な計らいだ。メロディがパブにいる父親にお小遣いを貰いに行くシーンで流れるビージーズの「Melody Fair」などもPV感覚で楽しめる。

 映像や音楽はもちろん、ストーリーだって楽しい。いつか私に子供ができたら一緒に観てみたい映画のひとつだ。昔の映画で舞台もイギリスだけれど、子供の本質はいつでもどこでも大差ないように思う。下校中、「最後のやつはホモだよ!」という掛け声で全員が走り出すようなシーンを観るたびにそう思う。



To Love Somebody_a0026447_722982.jpgCowboy Junkies / The Trinity Session(1988)。
カナダ出身でありながらカントリーやブルーズといったアメリカの伝統的な音楽を聴かせてくれるバンド。カヴァーのM12「Sweet Jane」は、ヴェルヴェッツよりもメランコリックでセクシーなアレンジになっており、ルー・リードも絶賛したそうです。映画「ナチュラル・ボーン・キラーズ」でも使われていました。
by velvet_iris | 2004-11-28 07:27
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