AppleのiPodのCMでおなじみのM2「Are You Gonna Be My Girl」を含む13曲入りのデビュー・アルバム。
月9のアイスホッケードラマで「古き良き時代の女」なんて台詞があったのは記憶に新しいところですが、ロックの世界でも、ここ数年は「オールドロック・リバイバル」とも叫ばれ、1960〜1970年代を彷佛させるロックバンドが台頭しています。ニュージーランドのThe Datsuns、イギリスのThe Darknessと、世界中で「同時多発」的にデビューした新人バンドが、高評価を受けています。 このJetはオーストラリア出身。「田舎で育ったから、流行っているものがあっても全然伝わってこなかったし、ラジオを付ければ必ずAC/DCがかかっていたんだ」とメンバーは笑って答えていますが、PVやアルバムのアートワーク、なによりも音を聴けば「オールドロックを意識している」のは一目瞭然です。 もちろん、彼等にとって一番好きな音楽をやりたいようにやっているんでしょうが、ブームが終わってしまえばどうなるのでしょうね。「成長」という言葉にすり替えて微妙に方向性を変更するのか、それともチャートから姿を消してもこの路線で行くのか。まあ、いいや。今この音楽を楽しみましょう(笑)。とにかく全曲カッコイイです。 私が所有しているのは輸入盤ですが、国内盤にはボーナストラックが1曲追加されています。また、7月にはライブやPVの収録されたDVD付きの国内盤が発売されるので、これから聴かれる方はそちらをお薦めします。 #
by velvet_iris
| 2004-06-22 15:01
| J/K/L
今朝iPodが再生したのは花火の打ち上げ音でした。
そのあとすぐにThe Distillersの「Sick Of It All」のリフが始まり、今日はどのアルバムを紹介するか迷ったのですが、ルールに基づきこのアルバムを紹介します(笑)。 アメリカン・ハード・ポップ・バンドの最高峰、Journeyのライヴ・アルバムです。最近は日本映画の主題歌にもなったM10「Open Arms」を含む、16曲が選曲されています。音源は1981年〜1983年の“エスケイプ”“フロンティアーズ”ツアー、ヴォーカルはスティーヴ・ペリーです。 ライヴ盤であらためて感じるのは、このバンドメンバーの演奏・歌唱の巧さです。ライヴでテンション上がってる様子をあまり感じさせないです。しかし、スティーヴの「ココロカラ、ドモ、アリガト、トーキョー!」など、ライヴなりの臨場感はありますのでご心配なく。 1983年の日本武道館公演で収録されたM2「Separate Ways」、M3「After The Fall」、M4「Lovin, Touchin, Squeezin」、M5「Faithfully」の4曲を含め、CDジャケット上は全16曲ですが、トラックにするとアルバム最後の「ショウの終わりを告げる花火の打ち上げ音」が17トラック目と認識されます。 私は今朝、その花火で目が覚めました。台風なのに(笑)。 #
by velvet_iris
| 2004-06-21 21:06
| J/K/L
日本のバンド「ポルノグラフィティ」のバンド名の由来はこのアルバムタイトルだそうです。80年代後半、ギター小僧達の注目を集めたのはこのバンドのギター・プレイヤー、ヌーノ・ベッテンコートでした。
本作は2ndアルバムにして、このバンドの最高傑作との呼び声も高く、私自身もそう思います。雨音で始まるM1「Decadence Dance」から、雨音で終わるM13「Hole Hearted」まで飽きさせません。M9「When I First Kissed You」のみを聴けば、これがハード・ロックバンドの曲とは思わないでしょうね。 その良い例が、M5「More Than Words」。全米のAOR(アダルト・コンテンポラリー)チャートで1位にもなりました(笑)。M12「Song For Love」のような壮大なバラードも、ヴォーカル(コーラス)の上手さがあってこそだなあと痛感したものです。 その素晴らしいヴォーカルを買われたのか、ゲイリーはVan Halenに加入し、バンドは解散することになります。ヌーノはソロ・アルバムや自らのバンドを結成し、マルチ・プレイヤーぶりを発揮していました。 現在、ゲイリーはVan Halenを脱退(サミー・ヘイガー復帰!)、ヌーノのバンドも活動停止しています。Extreme再結成を願ってるファンは多いでしょうね。 #
by velvet_iris
| 2004-06-20 20:49
| D/E/F
普段洋楽しか聴かない私に、日本語の詩の素晴らしさを教えてくれた唯一のアーティストはCoccoでした。
ラジオから流れてきた「強く儚い者たち」という曲で彼女を知り、1stアルバムを買ったのが1997年。ポップス色の強い同曲は含まれていなかったのですが、そのイメージからは考えられないヘヴィなサウンドがそこにありました。続く2ndアルバムでも“死”“罪と罰”“血”など暗い語彙を含みつつも、“宝島”“天の川”“滲む星”というような寓話のような世界観を連想させる歌詞にやられてしまったのです。 デビューから4年、彼女はこの4thアルバムと同時に活動中止を発表します。 私は彼女に1960〜1970年代のロック・ミュージシャンの姿をダブらせていました。「Coccoは死んでしまうのではないか」という心配を秘かに抱いていたのです。彼女にはそんな危うさがありました。ですから、活動中止のニュースを聞いたときは、「ああ、死なないでよかった」と感じたものです。 もちろん残念な気持ちはありました。アルバムを出すたびに楽曲・表現の幅が広がってきていましたし、次はどんな世界を見せてくれるのだろうかという期待を持たせてくれたのですから。このアルバムにおいても、ロック色は抑えられているものの、M10「風化風葬」や、ラストシングルとなったM12「焼け野が原」などをはじめ、彼女自身の言葉で聴き手の心に訴えてくるものがあります。 Coccoが活動中止に入って以来、邦楽のアーティストも聴くようになった私ですが、いまだに彼女を超える日本人アーティストを見つけられずにいます。 #
by velvet_iris
| 2004-06-19 15:25
| A/B/C
クラプトンが敬愛する数々のブルーズマンのなかでも、「悪魔に魂を売った」という伝説で有名なロバート・ジョンソンの曲をカヴァーしたブルーズ・アルバムです。
私が所有している本格的なブルーズ・アルバムはロバート・ジョンソンの「Complete Recordings」というアルバムと、今年発売されたこのアルバムの2枚だけです。私はそれほどブルーズに思い入れはありません。「ブルージーなギターフレーズ」とかは大好きなんですが、ブルーズそのものとなると殆ど聴きません。 大袈裟に言うと、全部同じ曲に聴こえてしまうんですよね。日本の演歌もそう感じます(笑)。十二小節の繰り返しがそう感じさせるのかも知れませんね。こんな事を書くと「お前の耳はアホか」、「お前はブルーズの良さを分かっちゃいない」とブルーズファンの方からお叱りを受けそうですが…。 ですから、14曲入りのこのアルバム一枚程度でお腹いっぱいになってしまい、「もっと聴きたい」という気持ちにならないんです。2枚のアルバムについても、曲そのものではなくギター・プレイを聴きたくて購入しましたが、BGM程度に聴く程度です。 ちなみに、悪魔に魂を売ったという「クロスロード伝説」に興味のある方は、ラルフ・マッチオ主演の映画「クロスロード」(1986・アメリカ)をご覧になると良いかと思います。スティーヴ・ヴァイのギタープレイなんかも楽しめますよ。 #
by velvet_iris
| 2004-06-18 15:48
| D/E/F
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