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Quiet Riot / The Randy Rhoads Years(1993)
a0026447_13442257.jpg 「天国のロックバンドはきっと忙しくなるだろう」 この言葉は2002年の6月にラットのロビン・クロスビーが亡くなったときに、友人だったモトリー・クルーのニッキーが語ったものだ。もしも本当に天国があって、既に亡くなったミュージシャン達がバンドを組んでいたら面白い。私が夢でもいいから一度見てみたいと思う“天国バンド”のドラムはジョン・ボーナム。ベースはシド・ヴィシャスで、シンガーはフレディ・マーキュリー。そしてギターを一人だけ選ぶとすれば間違いなくランディ・ローズだ。

 今朝iPodが再生したのはランディがクワイエット・ライオット在籍中に残した音源を集めたコンピレーションアルバム。ジャケットは一見するとブートレグのようなセンスの悪さだが、正真正銘の正規盤だ。内容は日本のみLP発売された1stと2ndから4曲、未発表テイク5曲、ライヴテイク1曲という構成となっている。1stと2ndはCD化されていないため貴重ではあるが、特筆すべきはライヴを含む未発表テイクだろう。まだメジャーデビューもしていない1977年7月にLAのクラブで収録されたM2「Laughing Gas」ではランディの7分近いギターソロが堪能できる。オジーのライブ盤「Tribute〜ランディ・ローズに捧ぐ」に収録されていたソロは鬼気迫る中にも組み立てを感じられたが、本作のソロはどちらかといえば即興性が強い。お馴染みの手クセの他にも、のちにオジー時代の作品となった「Dee」や「Goodbye To Romance」のフレーズが盛り込まれているが、もしかするとこの2曲はひとつだったのかもしれないという想像をかき立てられる。また、アコースティックヴァージョンのM3「Afterglow (Of Your Love)」では粗の出やすい12弦ギターを完璧に押さえているし、M4「Killer Girls」でのソロはランディには珍しくストラトを使用していたりと、ファンにとっては全曲が宝物だ。

 ちなみにプロデュースはヴォーカリストのケヴィン・ダブロウ。HR/HM界随一のエゴイストという悪名高いケヴィンはランディの死後、たびたびランディの質問を受け続けてきたことでランディが金になるということに気付いたようだ。近年はランディ直筆の手紙をオークションに売り出したり、DVDを制作するため在籍時代の映像を探し回っているらしい。どんな形でも発掘してくれるのはありがたいが、えげつないビジネスばかりしてると地獄に落ちるぞ(笑)。
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by velvet_iris | 2005-02-01 13:47 | P/Q/R/S