カテゴリ:P/Q/R/S( 29 )
The Rolling Stones / Forty Licks(2002)
a0026447_1374614.jpg ストーンズの1962年から2002年までの40周年を記念して発売されたベスト盤。全40曲入りのこのアルバムの目玉は、新曲とDECCA/ABKCOレーベル時代のリマスターである。

 2枚組のこのアルバムには、曲違い・ジャケットの色違いなど複数のヴァージョンが存在するが、私が所有しているのは通常盤のみ。私はストーンズが好きだが、コレクターではない。3曲程度入替えただけのアルバムを購入するだけの根性はないので、コレクターの皆さんは大変だなあと感心してしまう。

 収録曲については、お馴染みの曲ばかりなので、新曲(あくまで本作発表時)を紹介すると、2-M5「Don't Stop」、2-M13「Keys To Your Love」、2-M15「Stealing My Heart」、2-M20「Losing My Touch」の4曲である。特にキースが歌う「Losing My Touch」は、アルバムの最後を締めくくる、渋さ全開の素晴らしいナンバーだと思う。極端なことを言えば、この4曲のために購入しても全然オッケーである。

 9月には、このツアーでの模様を収録した「Live Licks」の発売が予定されているストーンズ。コレクターの皆さんはいつまで経っても落ち着けないだろうなあ。
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by velvet_iris | 2004-08-10 12:18 | P/Q/R/S
Sex Pistols / Jubilee(2002)
a0026447_153154.jpg 本アルバムは“パンク25周年”を記念して発売された、セックス・ピストルズのベスト盤。シングル全5曲はもちろん、シドの歌うM7「My Way」や、M10「C'Mon Everybody」、さらには「Pretty Vacant」のライヴ・ヴァージョンなどが収録されている。

 オリジナル・アルバムは「Never Mind The Bollocks(勝手にしやがれ)」(1977)のみでありながら、残された音源からいろんなCDが発売されているピストルズ。今年2月2日で、シドが亡くなって25年が経ったので色んな動きがあるかと思いきや、それほどでもなかった。しかし、「自分のやりたいことを見つけることさえできなかった」と語っていた少年が、ピストルズに参加して自分を見つけることができたのだから、たった21年という短い人生も彼にとっては幸せだったんだろうな…。うーん、ちょこっとセンチメンタル。

 ■ ジョン・ライドン、シドとナンシーの関係について語る(BARKS)
 ■ ピストルズ、ナンシー殺害現場のポスターが公開(BARKS)
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by velvet_iris | 2004-08-04 15:09 | P/Q/R/S
Radiohead / My Iron Lung(1994)
a0026447_1405212.jpg 今朝の1曲目はレディオヘッドの8曲入りミニアルバムから。

 本作は「The Bends」(1995)への収録から漏れた楽曲を集めたアウトテイク集だ。しかし、楽曲のレベルは高い。「The Bends」が捨て曲なしのモンスター・アルバムなのだから、当然といえば当然か。若葉のようにフレッシュなギターロックM2「The Trickster」やM3「Lewis (Mistreated)」はもちろん、M5「Permanent Dayright」のけだるさもかっこいい。

 しかし、購入するまではどうでもよかった。当時の私にとっては、M8「Creep」のアコースティックさえ聴ければよかったからだ。アコースティックの「Creep」が聴けるということだけでも、購入せずにはいられなかった。

 ちなみに、国内盤は発売されていません。輸入盤でどうぞ。また、「Creep」のアコースティックは日本企画盤ミニアルバム「Itch」にも収録されています。
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by velvet_iris | 2004-08-03 14:04 | P/Q/R/S
Skid Row / Skid Row(1989)
a0026447_144310.jpg Bon Joviのジョンが、Cinderellaに次いで発掘したニュージャージー出身バンドの1st。

 “Bon Joviの弟分バンド”的なキャッチで、いわば鳴り物入りなデビューを果たしたSkid Rowだが、Bon Joviよりもヘヴィでワイセツでセクシーなバンドだった。湯川れい子女史は「華があって毒もある強烈な個性の都会派グループ」と1989年日本公演のパンフレットで書いている。

 4オクターブ半の音域と甘いルックスを持つヴォーカルのセバスチャンは、最高のフロントマンだった。デイヴとスコッティのツイン・ギターはギターヒーロー的な扱いではなかったと思うが、メロディアスでヘヴィなプレイとピッキングハーモニクスは忘れられない。特にM10「I Remember You」でのスコッティのソロは感動的だ。またソングライティングではベースのレイチェルの存在が大きい。ドラマティックなM5「18 And Life」や、「I Remember You」での“君の微笑みのために生き、君のキスのために死のう”という歌詞が、あの鼻ピアス(耳にチェーンで繋がっている)から生まれるとは驚きである。

 セバスチャンとロブの脱退後、昨年には8年ぶりの新作「Thickskin」を発表。セバスチャンも一時期ミュージカルやテレビ番組のホストなど活動の幅を広げていたが、最近音楽活動を再開している。

 余談だが、吉本のお笑い「二丁拳銃」の小掘くんをテレビで観るたびに、デイヴを思い出すのは私だけだろうか。

 ■ Skid Rowの公式HPはコチラ
 ■ セバスチャンの公式HPはコチラ
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by velvet_iris | 2004-07-12 14:44 | P/Q/R/S
The Rolling Stones / Still Life(1982)
a0026447_12110.jpg ストーンズの1981年北米ツアーを収録したライヴ盤。私が生まれて初めて聴いたライヴアルバムでもある。

 当時小学生だった私は、5歳年上の兄の影響でKissやDeep Purpleなどの洋楽を聴いていた。兄が近所のレコード屋さんの袋を手に持ち自分の部屋へ入るのを見つけると、「今度はなに?なにを買ったの?」と兄を追っかけたものである。ちょっとケチな兄は「あとで聴かせるから出ていけよ」と私を部屋から追い出し、一人で聴いたあと「いいよ〜」と私を呼ぶのだが、呼ばれるまでの小一時間はワクワクしていたものだ。
 
 いつものように呼ばれて兄の部屋へ入ると、ポップなジャケットが目に入った。「Kissとは雰囲気が随分ちがうなあ」と思いながらジャケットを手に取っていると、レコードの針が落とされ、歓声が聴こえはじめた。そしてイントロの「A列車で行こう」が流れてM2「Under My Thumb」が始まる。前作「Tattoo You」(1981)でお気に入りだったM10「Start Me Up」、そしてM11「(I Can't Get No) Satisfaction」が終わり、ジミヘンの「星条旗よ永遠なれ」と花火で幕を閉じるのだが、てっきりキースが弾いているものだとずーっと思っていた。

 それまでスタジオテイクしか聴いたことがなく、コンサートにも行ったことのない私にとって、兄のステレオから流れてくる音は“楽しそうなお祭り”だった。目を閉じるとなぜか、青い空の元、緑の丘の上で演奏している情景が浮かんだのをハッキリと覚えている。後日、映像を観て全然違ったが(笑)。

 今では気に入ったバンドは必ずライヴ盤も購入するし、極力ライヴにも足を運ぶようになった。このアルバムとの出会いがそうさせたのかもしれない。
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by velvet_iris | 2004-07-11 12:12 | P/Q/R/S
Slash's Snakepit / It's Five O'Clock Somewhere(1995)
a0026447_185636.jpg Velvet Revolverのスラッシュ、マット・ソーラムがGuns N' Roses在籍時に発表したアルバム。

 他のメンバーはギルビー・クラーク(元GN'R)、マイク・アイネズ(現Alice In Chains)、エリック・ドーヴァー(元Jellyfish)という構成だ。

 当時スラッシュがGN'Rの新曲としてアクセルに聴かせたものの、アクセルが却下したことがこのバンド誕生のきっかけとなったらしい。つまり、このアルバムの数曲は「Use Your Illusion 1&2」に続くGN'Rの新作に含まれるはずだったのである。

 どの曲をアクセルに聴かせたのかは不明だが、M2「Dime Store Rock」やM6「Monkey Chow」、M9「Lower」などでのエリックのヴォーカルは、どうしてもアクセルを連想させてしまう。同時に、「Use Your Illusion 1&2」以降、アリーナでの壮大なショウに似合う楽曲を好んでいたアクセルなら、却下されるのは仕方ないというくらいにシンプルな曲ばかりだ。

 ライヴ・バンドとしての原点回帰を計りたかったスラッシュと、そうではないアクセルのベクトルが正反対になってしまったことが、その後のGN'R脱退に繋がったように思う。

 そういう意味では、このアルバムこそVelvet Revolverのルーツなのかもしれない。
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by velvet_iris | 2004-07-06 18:57 | P/Q/R/S
Sheryl Crow/ Live at 武道館(2003)
a0026447_231431.jpg 2002年10月24日に日本武道館で行なったライヴの模様を収録したライヴ・アルバム。

 ジャケットも彼女が大好きなThe Rolling Stonesの「Sticky Fingers」を意識しているみたい。決してMotley Crueの「Too Fast For Love」へのリスペクトではないと思います(笑)。

 収録曲数は13曲ですが、うち11曲はシングル・カットされた曲で馴染みの曲ばかり。私のお気に入りM9「Home」は、スライド・ギターが印象的な曲。スタジオ・テイクも好きですが、ライヴならではのアレンジも良いです。M8「A Change Would Do You Good」の最後には、The Whoの「I Can't Explain」も演奏してくれるおまけもあり、思わずニンマリ。

 グラミーを何度も受賞したり、CM曲など馴染みのヒット曲も多い彼女。デビューからは“順風満帆”というイメージがありますが、実際には31歳という遅咲きのデビュー。デビュー前には小学校の先生をしていたり、マイケル・ジャクソンのバック・ヴォーカルとして来日経験もあるという“苦労人”でもあるんですね。

 シェリル・クロウだけに。
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by velvet_iris | 2004-06-28 23:15 | P/Q/R/S
Stryper / In God We Trust(1988)
a0026447_1379.jpg この「ストライパー」というバンド、1980年代中期の洋楽ファンの方なら、HR/HMを聴かない人も雑誌などで目にしたことがあるのではないでしょうか。思い出せない方は「黄色と黒色のしましま」というキーワードでなにか浮かんできませんか。思い出してください、あの頃を…。

 1980年代中期のアメリカの音楽シーンではHR/HMが盛り上がっていました。イギリスで発生したNWOBHM(ニュー・ウェイブ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィ・メタル)がアメリカに渡り、それまでのアメリカン・ロックと融合した新しいハード・ロックが誕生したのです。多くのバンドはロサンゼルスを活動拠点としていたことから「LAメタル」と呼ばれ、ひとつの音楽ジャンルのようにも捉えられていました。

 その「LAメタル・ムーブメント」が終焉を迎える1980年代後期までのあいだに、様々なロック・バンドが出現しましたが、その中でもStryperは強烈なイメージを私に残してくれました。

 冗談のような強烈なヴィジュアルはさておき、音のほうはツインギターとコーラスで美しいメロディを聴かせてくれます。この4thアルバムの中でも、カリフォルニアの風のように爽やかなM2「Always There For You」や、M4「I Believe In You」などは今でも名曲だというファンも多いでしょう。ヴォーカルはハイトーンに限る、というこだわりの方には迷わずお薦めのバンドです。

 …思い出しましたか? あの「黄色と黒色のしましま」集団を。全盛期においては衣装をはじめ、楽器、バンドのロゴまで笑っちゃうくらい統一されていましたよね。やがて普通の衣装に落ちつき1990年代初期まで活動していましたが、やがて解散しました。昨年再結成をしたらしいのですが、衣装はどうだったんでしょうか。少し気になったりします。
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by velvet_iris | 2004-06-16 13:08 | P/Q/R/S
Pink Floyd / Dark Side Of The Moon(1973)
a0026447_231825.jpg 邦題「狂気」。1973年発売のこのアルバム、私がはじめて聴いたのは14歳の頃でした。当時の私はHR/HMが大好きなギター小僧でして、あまりHR/HM以外の古い作品を聴くことはなかったのですが、同級生の部屋でギターの練習をしているときに、その子のお兄ちゃんが聴かせてくれました。

 その子の部屋は母屋とは離れた所にあり、アンプやスピーカーの音量で文句を言われる事もないので、ドラムなんかもあり、バンド仲間の溜まり場でもあったのです。

 その部屋の二角に設置されたスピーカーから流れてきたM3「On The Run」を聴き、「うわっ!音が移動していくー!」と友達の顔を二度見したのを思いだします(笑)。結局、そのときはアルバム全体を聴くまでに到りませんでした。

 二度目に聴いたのは22、3歳の頃。何気なく入ったCDショップで目にして、14歳の頃を想い出し懐かしくなり購入しました。はじめて聴いたときは友達が割愛して聴かせてくれたので、アルバム全体を通して聴くのははじめてでしたが、聴き終わったときの脱力感といい、これが1973年に制作されたことに驚いたものでした。

 そして今回のSACD盤、「5.1chサラウンドで臨場感溢れる音を実現」されているそうですが、わが家にそんなものはまだありません(笑)。でも普通のCDプレイヤーでも音質は良くなっています。ヘッドフォンで聴くと良く分かります。

 十年周期で私を驚かせてくれるこのアルバム、というか音響システムの進化に驚かされているのかも知れませんが、この先もマスターピースと呼ばれることは間違いないんでしょうね。
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by velvet_iris | 2004-06-10 23:10 | P/Q/R/S