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カテゴリ:M/N/O( 15 )
Ozzy Osbourne / Black Rain(2007)
a0026447_23413256.jpg黒板を爪で引っ掻くと出る「キィー!」という音。嫌いな人多いですよね。
どうしてあの音を不快と感じるのか。こないだNHKでやってました。
あの「キィー!」の音質というか成分は、猿やゴリラなどの悲鳴と同じなんだそうです。
私たち人間も、もともとは猿。
仲間の悲鳴に似たあの「キィー!」を聞いて、無意識に危険や恐怖を感じてしまうようです。


で、あの「キィー!」を聞くと鳥肌が立ちます。
この鳥肌、大辞林によると「寒さや恐ろしさ、あるいは不快感などのために、皮膚の毛穴が縮まって、鳥の毛をむしったあとのようにぶつぶつが出る現象。総毛立つこと。体温調整反射の一つ」とあります。
すなわち鳥肌が立つ原因が寒さや恐怖、不快感だとすると、感動したときの「鳥肌が立つ」という表現は正しくないらしいのです。

しかし、私はオジーの新作「Black Rain」を聴いて鳥肌が立ちました。
まぎれもなく鳥肌でした。しかも2回。
私もこのブログで「鳥肌モノ」とか書いていますが、実際に鳥肌が立つことはそうそうありません。
ロックを聴き始めた頃とは違い、最近は良いアルバムを聴いてもゾクゾク止まり。
ゾクゾクの最終型である鳥肌はずいぶんご無沙汰でした。

むろん全盛期と比較すれば声の伸びはありません。全盛期ならこう叫ぶだろうなあというとこが微妙に違ったり。
サウンドの面ではサンプリングが組み込まれていたり、一味違ったアレンジもありますが、全体的にはどこか懐かしい感じ。
「No More Tears」(1991)以降の枯れた感じのオジーではなく、ロックの名曲をカヴァーするオジーでもない、キャッチーかつヘヴィなオジーが聴けるこのアルバムは復帰作や快心作じゃなく、まさに感動作。
前回の記事で期待度を星ふたつ止まりにした事をオジーに謝りたい(笑)。

ちなみに私の鳥肌ポイント、ひとつめはM1“Not Going Away”のイントロからオジーの声が聴こえてきた瞬間。
私はこんなオジーを待っていたんだなあと痛感したら鳥肌が立ちました。
もうひとつはM8“Here For You”のギターソロ。
私がピアノのイントロに弱いのを知ってか知らずか、ザックのピアノから始まるこの曲。
それだけでゾクゾクしながら聴いていると、いわゆる「泣きのギターソロ」ですよ!
この曲はオジーの過去の名バラードを含めても個人的ベスト2です。
歌詞もすごく好き。
こうなったら来日して欲しい。ライヴを見たい! オジーに水をかけられたい(笑)!
そうなったら寒さと感動で鳥肌立ちまくりですね、きっと。
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by velvet_iris | 2007-05-29 23:46 | M/N/O
New York Dolls / New York Dolls(1973)
a0026447_1101914.jpg 60〜70年代の古いアルバムには印象的なジャケットが多くあります。もちろん、30年以上も見慣れているのでそう感じるだけなのかもしれませんね。このアルバムのジャケットもかなり印象的で一度見たら忘れられません。ソファに腰掛けるメンバーは左からアーサー・ケイン〈b〉、シルヴェイン・シルヴェイン〈g〉、デヴィッド・ヨハンセン〈vo〉、ジョニー・サンダース〈g〉、ジェリー・ノーラン〈ds〉の5人。さて、ここで問題です。生き残っているのは何人でしょう?答えは最後(笑)。

 本作は1973年にリリースされたニューヨーク・ドールズの1stアルバムですが、オリジナル・アルバムが2作しかないこのバンドにとっては代表作と言っていいでしょう。1973年といえばセックス・ピストルズのデビューの3年前。そのためか、このバンドの音楽は「早すぎたパンク」と語られることが多いです。また70年代初頭のグラム・ロック全盛期でもあるので「倒錯のグラム・ロック」とも言われます。グラム・ロックというのは見た目を表わす言葉なのでともかく、ピストルズはじめとするパンクロックバンドに影響を与えたのは事実。かといってパンクそのものかというわけではなく、あくまで「パンクの源流になったひとつ」くらいに考えると良いと思います。デヴィッド・ヨハンセンの吠えるような、ときに囁くようなヴォーカルとジョニー・サンダースの個性的なギタープレイが目立ちますが、ピアノやホーンも採り入れたオーソドックスなロックだと私は思います。特にM1「Personality Crisis」やM9「Pills」はロックンロールのお手本のような曲。75年にジョニーとジェリーが脱退、アーサーを解雇した新生ドールズは同年8月に来日。その際、ヤクザに監禁されたというエピソードをデヴィッド・ヨハンセンがのちのインタビューで語っています。

 オリジナルメンバーのうち、ジョニー・サンダース、ジェリー・ノーランそしてアーサー・ケインも亡くなったので、正解は「二人」です。昨年、残ったメンバー二人にイジー・ストラドリンが加わって再結成されるというニュースも流れましたが、イジーの参加は幻に終わりました。しかし、元ハノイ・ロックスのサム・ヤッファを初めとする新メンバーが加わった新作は来年リリース予定。12月6日には初期のレア映像を含むDVD「All Dolled Up」が発売されるようです。
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by velvet_iris | 2005-10-11 01:12 | M/N/O
The Michael Schenker Group / The Michael Schenker Group(1980)
a0026447_20201476.jpg 明治安田生命が毎年行なっている「子どもの名前ランキング」によると、昨年度一番多かった名前は男の子が「蓮」で、女の子が「さくら」だったそうだ。このHPでは過去の年度別ランキングも掲載されているが、私の年代の男の子は「誠」や「哲也」、女の子だと「陽子」や「智子」が上位にランクインしている。そういえばクラスに必ず一人は居た名前である。私の名前はどうだろうと思い探してみると、大正時代に流行していたことが分かった(笑)。

 欧米人に多い名前といえば、ジョンやダニエル、ピーターといった聖書の登場人物に由来した名前である。中でも「大天使」に由来するマイケルは多い。今日紹介するのは「ドイツ人のマイケル」こと、マイケル・シェンカーである。マイケルはドイツ人なので「Michael」と書いて「ミヒャエル」と読むのが正しいのかも知れないが、そんなことは「ドン、マイケル♪」。本作はUFOを解雇され、1980年にソロ・プロジェクトとしてリリースした邦題「神(帰ってきたフライング・アロウ)」で、80年代の多くのギター小僧達にとってはバイブル的な存在である。彼の持ち味はもちろんスピード、そしてヨーロッパ的な哀愁とジェントルさ。同時期のヴァン・ヘイレンと比較される事が多かったが、ワイルドなエディのプレイとは対照的に、あくまで上品さを残していた。テクニック指向のギター小僧達はこぞってM6「Into The Arena」のコピーに励んだものだ。古代から2拍子のリズムが染み付いている我々日本人には難しい3連ピッキングをモノにできたのはマイケルのおかげだという人も多いのではないだろうか。16歳のデビュー以来、「神」と呼ばれるほど完璧なギタープレイを聴かせる一方、精神の脆さもたびたび露呈してきたマイケル。アルコールやドラッグ中毒、失踪のニュースを何度耳にしただろうか。しかし、そういう精神状態のときにこそ物凄いプレイを聴かせるのも事実。90年代に入りカリフォルニアへ引っ越し、すっかり健康的になってしまったマイケルから鬼気迫るものは感じられなくなった。

 話は前に戻るが、過去の年度別ランキングを見ると、女の子で「子」の付く名前は1980年以降激減しているのがよく分かる。最近は少なくなったという話は聞いていたが、ここ20年で上位にランクインしているのは「裕子」と「桃子」と「莉子」くらいだ。それ以外の「子」の付く名前は「オーバー20」と考えてもあながち間違いではないかも。
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by velvet_iris | 2005-04-03 20:24 | M/N/O
Motley Crue / Red, White & Crue(2005)
a0026447_1718167.jpg もう4月である。早くも今年の4分の1が過ぎてしまったわけだ。思えば今年は年頭から「ヘヴィメタル復活の年」と騒がれてきた。それはHR/HM界を代表するバンド達が相次いで新作をリリースすることが決まっていたからだ。ロブ・ハルフォードが復帰したジューダス・プリーストやハノイ・ロックスの新作に、オジー・オズボーンのキャリアの集大成であるボックスセット。そしてオリジナルメンバーで復活したモトリー・クルーである。

 今日のアルバムはモトリーが今年発売したベスト盤。2枚組全37曲は、ほぼバンドの時系列どおりの曲順となっており、ディスク1は1989年の「Dr. Feelgood」まで、ディスク2はジョン・コラビ時代を含む90年代プラス新曲という構成になっている。しかし、たびたび発売されていた過去のベスト盤まで律儀に購入していたファンにとっては、新曲以外に真新しいものはない。私も新曲4曲のみに3,430円を支払う気持ちになれず、新曲3曲で1,900円の輸入盤を購入した。再結成への御祝儀としては充分だろう。ひととおり聴いてみて感じたのは、このバンドが輝いていたのはディスク1、つまり80年代だったということ。このバンドのメイン・ソングライターは、昔も今もニッキー・シックスであることに変わりはないが、ディスク1はメンバーとの共作という形が多かった。しかし、90年代に入るとバンドの確執からニッキーがソングライティングのパートナーを外部に求めるようになる。ニッキー自身のサウンドの好みがヘヴィ・ロック寄りに変化することに伴い、バンドの色まで変わってしまった事がよく分かる。今回の新曲も、M15「If I Die Tomorrow」は、カナダの“お子ちゃま向けバンド”シンプル・プランの曲だし、M16「Sick Love Song」もニッキーと外部ライターの共作だ。M17「Street Fighting Man」はストーンズのカヴァーとして有名だが、トミーは叩いていないと暴露している。今回輸入盤を購入したため未聴の日本盤ボーナストラックの新曲も、アメリカン・ハイファイとの共作らしい。

 本作はモトリー再始動の幕開け的な作品だと捉えられており、ビルボードのトップ10圏内にも顔を出すほど北米ではかなり売れているそうだ。現在行なわれているツアーも大盛況で、今年11月頃には来日公演が囁かれているが、このツアーはフェアウェル・ツアー、つまり“さよならコンサート”なのである。再結成そのものが「金のため」であることを否定しないし、「満員御礼が続けば4年でも5年でも続けるぜ」と話しているのは彼ららしい。一応新作のスタジオレコーディングも考えているらしいが、現段階ではモトリーは終焉に向かっていると考えるのが妥当だろう。
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by velvet_iris | 2005-04-02 17:22 | M/N/O
Nazareth / Greatest Hits(1989)
a0026447_21494496.jpg 今日から大相撲春場所が始まった。ご存じのように大相撲には番付という序列があり、その最高峰が横綱である。しかし、この横綱という位置は一度登り詰めてしまうと陥落することができない。小結や大関は番付を落とすことはできるが、横綱は常に白星を求められ、成績が悪くなれば引退するしかないのだ。ロックバンドには番付こそないが、良質のアルバムを作り、セールスに結びつくことで格が上がっていく。今日紹介するバンドは70年代の中期には“小結”くらいの位置にいたのではないだろうか。

 今日のアルバムはナザレスが1975年にリリースしたベスト盤「ラヴ・ハーツ/ナザレスの逆襲」に3曲を追加収録したもの。最近になって何故か紙ジャケで再発された「ラザマナス」「威光そして栄誉」「人食い犬」時代の曲がほとんどである。私がナザレスを知ったのは90年代前半、ガンズ&ローゼズのアクセル・ローズがナザレスのことを“フェイバリットなバンド”発言した記事を読んでからだ。事実、このCDの帯コピーにも「アクセル・ローズが愛聴したスーパー・グループ」という文句が並んでいる。最初に買ったのがこの作品だったが、ベスト盤ということもあり、良い曲ばかりである。ナザレスがオリジナルと誤解されるくらいヒットしたM3「Love Hurts」はもちろん、のちにガンズ&ローゼズもカヴァーしたM9「Hair Of The Dog」。ジョニ・ミッチェルのM7「This Flight Tonight」。アダルティになった80年代の曲も追加されている。スコットランド出身でありながら、アメリカン・マーケットを意識した曲が多いため、ブリッティッシュ・ロックという言葉で括るのは難しいナザレス。「ヘヴィメタルの元祖」という例えもあるほどだ。

 横綱に登り詰めたガンズ&ローゼズが14年間も“休場”している中、ナザレスは現在も活動している。バンドに残っているのは、ダン・マッカファティー(vo)とピート・アグニュー(b)の二人。それに親子ほど年の離れたギターとドラムの4人編成で、主にツアー活動を行なっているようだ。ベスト盤やライヴ盤のレコードはたまにリリースしているようだが、日本では国内盤化さえしてもらえない。もう“序の口”扱いなのだろうか。
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by velvet_iris | 2005-03-13 22:02 | M/N/O
Maria McKee / You Gotta Sin To Get Saved(1993)
a0026447_20181824.jpg 全く知らない未知のミュージシャンに出会うきっかけのひとつに“ジャケ買い”がある。CDジャケットの写真やアートワークに惹かれて購入することだ。が、じつに失敗が多いのも事実。失敗を避けるには“オムニバス”という種類を狙うほうが良い。音楽CDの場合はコンピレーションや、映画のサウンドトラックということになるが、好きなミュージシャンの曲が含まれている作品を購入すれば最低限の後悔で済む。本作のマリア・マッキーもサントラ盤で出会ったミュージシャンだ。

 邦題「永遠(とわ)の罪」は彼女のソロ2作目となる。80年代中期にローン・ジャスティスというバンドに在籍していた女性といえばピンとくるだろうか。残念ながら当時の私はローン・ジャスティスを知らなかった。彼女を知ったのはバンド解散後、ソロ活動を始めたばかりの1990年、映画「デイズ・オブ・サンダー」のサントラ盤だったが、大好きなGN'Rやジョーン・ジェットよりも、全く知らない彼女の収録曲が一番気に入ったものだ。それからすぐにソロ1作目「Maria McKee」や、ローン・ジャスティス時代のアルバムも聴くようになった。バンドとソロでは幾分雰囲気が違うが、ブルーズやカントリーといったアメリカのルーツ・ミュージックに影響されたロックで聴きやすい。ソロ1作目やサントラ収録曲「Show Me Heaven」は、彼女のヴォーカルに重みが置かれているが、本作はローン・ジャスティス時代に戻ったようなバンド・サウンドになっている。それもそのはずで、クレジットにはローン・ジャスティスのメンバーが名前を連ね、「This is not solo album」と書かれているのだ。

 ちなみに、クレジットには「Cover Photography by Dennis Hopper」とも書かれている。革のウエスタンっぽいシャツを着たマリアが、風で乱れた髪を耳に掛けた瞬間を撮影したのは俳優のデニス・ホッパーだ。とびっきりの美人ではないけれど、このモノクロのマリアの表情はなんとも言えない。サントラで出会わなくてもジャケ買いできっと出会っただろうな。
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by velvet_iris | 2005-03-10 20:25 | M/N/O
Oasis / Be Here Now(1997)
a0026447_18325839.jpg 前作「(What's The Story) Morning Glory?」から2年後に発表したオアシスの3rdアルバム。とにかく、モンスターアルバムとなった前作と比較されるため陰のように評価されがちだが、佳曲揃いのアルバムだと思う。強いて言えば、6分以上の長尺の曲が増えているので、ちょっとダラっとした印象もある。

 本人達がビートルズを意識していることや、メディアが「90年代のビートルズ」と持ち上げることもあって、なにかとビートルズと比較されるオアシス。そのため、ビートルズファンやクラシックロックのファンからは嫌われるようで、私の周囲の30代以上のロックファンも大好きと公言する者は少ない。たしかに「オアシス最高!」って言うのは20代以下が圧倒的に多い。きっと、そのファン達はこれからもオアシスを聴き続け、バンド自身も伝説になっていくのだろうなあと思う。そして40代くらいになったときには「現在のバンドはダメだ、オアシスと一緒にしないでくれ!」とか言ってるのかも知れない。

 ちなみに、ジャケットに写っている「8月21日」という日付けには、このアルバムの発売日という意味の他に、ビートルズの「アビィ・ロード」のレコーディング終了の翌日という意味があるそうだ。また、プールに沈められたロールスロイスは、あのキース・ムーンへのオマージュらしい。
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by velvet_iris | 2004-10-24 18:31 | M/N/O
Ozzy Osbourne / Best Of Ozz(1989)
a0026447_11485226.jpg 今朝iPodの再生ボタンにタッチすると聞こえてきたのは“鐘の音”だった。鐘の音で始まるイントロはHR/HMだとほぼ確定。「AC/DC?サバス?」などと、考えているうちに仰々しいコーラスとシンセサイザーが。「オジー!」と確信するのと同時に、ジェイクのリフが始まる。普通ならここでアルバムタイトルが分かりそうなものだが、私の場合、オジーのオフィシャルアルバムはベスト盤を含めコンプリートしてしまっている。バッグに放り込んだiPodを取り出してディスプレイを確認すると、ベスト盤「Best Of Ozz」の方だった。

 普通ならベスト盤には、新曲やヴァージョン違いといった「未発表音源」を加えてくれても良いと思うが、このアルバムにはそれらが一切ない。当時の来日を記念した、日本のみの企画盤だったのだが、「BURRN!」誌の読者が選んだ10曲を、ランディとジェイクのテイクを交互に並べただけというヒネリの無さである。もしかすると私が所有するベスト盤の中で最悪かもしれない。iPodの容量が足りなくなったら、真っ先に削除してしまおうと今、心に決めた。

 ちなみに、今朝の1曲目はM8「Centre Of Eternity」でした。HR/HMのカルト的なファンなら、あらゆるバンドのあらゆるイントロの鐘の音だけで判別できるのだろうか。でも、そんな人間にはなりたくないな(笑)。
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by velvet_iris | 2004-09-01 11:59 | M/N/O
Metallica / ...And Justice For All(1988)
a0026447_1723743.jpg 満員電車の中で流れたら、音漏れに注意が必要なバンド、メタリカの4thアルバム。邦題は「メタル・ジャスティス」。このアルバムから、事故死したクリフ・バートンに代わってジェイソン・ニューステッドがベースをプレイしているのだが、レコーディングの状態が悪かったのか、ベースがほとんど聴こえないアルバムとして有名である。

 しかし、それを差し引いても充分にアルバムの質は高い。いずれの曲も5分以上の大作であるにも関わらず、ひとつの曲の中でいろんなテンポ、メロディを惜しみ無く聴かせてくれる。スラッシュメタルに対して、単なる“うるさ速いメタル”というイメージを持っている方には、迷わずメガデスかメタリカをお薦めしたい。特にM4「One」のドラマティックな展開は、プログレファンにも支持されるのではないかと勝手に思っている。

 また、この曲でメタリカは、1989年のグラミー賞最優秀ヘヴィメタル・アーティストを受賞した。たしかグラミーはLAメタルで盛り上がったHR/HMシーンを長年無視しており、やっと前年の1988年にヘヴィメタル部門が新設されたのだが、その年の受賞はジェスロ・タルで、ガッカリした覚えがある。私をはじめ、友達の間でも「誰だよ、ソレ」みたいな空気が流れたものだ。

 かなり前の話になるが、電車内で隣に座っていた女性のイヤホンから「ダダダダッ、ダダダダッ、ダダダダダダ…」と音が漏れてきて、思わず体が反応しそうになったことがある。冷静に文庫本読んでる姿からは想像できないギャップだった。
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by velvet_iris | 2004-08-16 17:27 | M/N/O
Madonna / Bedtime Stories(1994)
a0026447_1632983.jpg 「80年代のマリリン・モンロー」とも呼ばれたマドンナの1994年発表作。私が所有する唯一のマドンナの作品でもある。

 20数年間、常にトップを走り続けてるアーティストなのでもちろん知ってはいたし、琴線に触れた曲も数曲はあったと思うが、アルバム購入には至らなかった。M11「Take A Bow」のPVをテレビで観て、「ああ、この曲に包まれたい」と強く思ったのは、わずか3年前のことだ。お目当ての「Take A Bow」はメロウな曲で、プロデューサーは、あのベイビーフェイスだと知ったときは「ハメられた感」があったが、やはり好きなものはしょうがない。PVでは、スペインの闘牛とマドンナが良い意味でエロティックだった。

 「Like A Virgin」でブレイクした頃は、正直「流行のポップスなんて格好悪い」と思って敬遠していたし、そんな偏見が無くなってからも、なぜかマドンナとの距離が縮まることはなかった。メディアの露出が多いトップスターゆえ、アルバムを購入しなくても、ある程度耳にすることができるからだろうか。そろそろVirginのポイントカードが満タンになるので、マドンナのアルバムをもう一つくらい聴いてみようかとも思う。

 ちなみに、私の父親はマリリン・モンローの大ファンだが、テレビでマドンナのコンサートを観て、「なにが、モンローだ。全然良くない」と呟いていた。父親なりにいろんなパーツを比較したのだろうか。
© MAVERIC RECORDING COMPANY

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by velvet_iris | 2004-08-14 16:06 | M/N/O