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カテゴリ:G/H/I( 12 )
Iggy & The Stooges / Raw Power(1973)
a0026447_0362740.jpg このブログでもたまに書いているように私には二人の兄がいます。兄弟三人とも30代になり、すでに実家を離れているので三人が顔をあわせる事は少ないのですが、久しぶりに先週末、三人で会うことになりました。中野のファミレスで食事をとっているとき、ふと「客観的に見て、私たちは兄弟に見えるだろうか」と思い立ち、私は二人との共通点を観察していました。顔立ちをはじめ似ているところ、似ていないところもありますが、私が思わず「兄弟だなあ」と実感してしまったことがひとつありました。

 それはファッション。とくに兄弟だけで会うので、変に意識せず普段着で来たはずなのですが、3人ともロック関連のものを身に付けていたのです。長男はイギー・ポップがプリントされたスリッポンを履いていました。プリントされていた写真はこの3rdアルバムのジャケのイギーでした。前2作の商業的失敗からレコード会社に解雇されたイギーが、デヴィッド・ボウイと出会ったことで生まれた名盤です。二人の出会いのエピソードは、ユアン・マクレガーがイギーのモデルを演じた映画「ベルヴェット・ゴールドマイン」(1998・英)で妖しく描かれているように、実際に本アルバムのエンジニアをボウイが担当しています。M8「Death Trip」をはじめ、イギーの暴力的なヴォーカルが有名なアルバムですが、ギターに耳が行きがちな私はやはりジェイムス・ウィリアムスンのギタープレイがたまりません。イントロがクールなM1「Search And Destroy」や、とにかく弾きまくりのM3「Your Pretty Face Is Going To Hell」を大音量で聴いて耳をおかしくしても知りません。全8曲、合計時間34分という数字だけを見ると物足りなく感じるかもしれませんが、「聴けばわかるさ、一緒に聴こう!ダァー!」っていう感じです。また本作は輸入盤を含めると数多くのヴァージョンがあることでも有名。私が現在所有しているのは97年にイギー本人がミックスし、リマスターされた“爆音ヴァージョン”。たぶん、主に流通しているものです。ボウイがミックスしたオリジナルヴァージョンは音のバランスが悪いです。

 さて、そんなスリッポンはどこで売っているのかというと、吉祥寺のV店。たぶん無許可で製造しているので店名は伏せさせて頂きます(笑)。長男はそこの常連のようで、過去にもフーやキッスのスリッポンも履いていました。ちなみに私がその日着ていたのはストーンズの新作Tシャツ。次男が着ていたのは某メタルバンドのラグランTシャツでした。某メタルバンドについて気になる方はまた明日(笑)。
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by velvet_iris | 2005-11-01 00:47 | G/H/I
Guns N' Roses / Appetite For Distruction(1987)
a0026447_150396.jpg 親愛なるアクセル・ローズ様

 18年前、貴方は私のアイドルでした。貴方の映像を初めて観たのは西新宿のブート屋さんで手に入れた「LIVE AT RITZ」でした。貴方が「F**k」という単語を曲やMCで頻繁に発するあまり、ピー音が入りまくったビデオテープでしたが、異様な迫力のある映像でした。あと、ライヴが進むにつれ、他のメンバーは衣装を脱いでいくだけなのに、貴方はいろんな衣装で楽しませてくれましたね。

 13年前、東京ドームで初めて生の貴方を拝見したとき、その衣装チェンジの回数はさらにエスカレートしていました。でも、そんな貴方が好きでした。私は貴方に憧れ、真似をして、ストレートパーマをかけました。バッシュもナイキからコンバースへ、腕時計も左手から右手に変えたのですよ。今では左手に戻すと気持ち悪くなるので右手のままです。そんな私も今年34歳になりました。髪の毛には白いものが交じり始めました。貴方はどうですか。元気でいますか。近年、かなりお太りになって人相まで変わっていたようですが、現在はどうですか。スラッシュくんとダフくんはヴェルヴェット・リヴォルヴァーで相変わらず元気そうですよ。マットくんは最近、水上スキーで手を怪我したそうです。イジーくんは音沙汰ないけれど、スティーヴンくんはトレイシー・ガンズくんとGUNS N' ROSES REVISITEDというバンドを結成して、アジアツアーを行なうそうですよ。また訴訟しますか。

 来月、日本ではこのアルバムが再発されます。もう何度目でしょうか。全米だけでも1500万枚を超えるセールスを現在も継続中ですが、日本でも今だに聴かれているのですよ。そして待っているのです、「Chinise Democracy」というガンズ・アンド・ローゼズの新作を。どうか今年中には発表してくださいね。待ってます。
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by velvet_iris | 2005-08-08 01:55 | G/H/I
Guns N' Roses / GN'R Lies(1988)
a0026447_165201.jpg ガンズ・アンド・ローゼズがデビューアルバム「Appetite For Distruction」のヒットを受けて発表したアルバム。インディーズ時代の自主制作EP「Live?!★@Lile A Suicide」の内容をそのままA面に収録し、B面にはアコースティックナンバーをカップリングさせた内容となっているため、「セカンドアルバム」という位置付けはされていないが、私にとっては「Use Your Illusion」よりも大きな存在である。

 1986年12月に発表された自主制作EP「Live?!★@Lile A Suicide」は25,000枚しかプレスされなかったが、「Appetite For Distruction」以降の、異常とも当然とも言えるGN'R人気により値段が高騰していたらしい。スラッシュによると「キッズが50ドルも100ドルも払わされてるって聞いたから収録を決めた」とのこと。内容の方は、エロスミスのカヴァーM4「Mama Kin」を含む、4曲のライヴテイク。まるで「Appetite For Distruction」に収められていても不思議のない、速いナンバーにはそれほど驚きはしない。驚いたのは新たにレコーディングされたB面だ。「オレ達の別の面も見せたかった」とスラッシュが語ったように、「Appetite For Distruction」とはガラリと変わったアコースティックナンバー4曲には驚いたし、シビれた。M6「Used To Love Her」は、D, A, Gのたった3コードで弾ける曲であるにもかかわらず、クールな曲だ。M7「You're Crazy」もオリジナルとは表情が違って面白く、このアルバムはアコースティックの良さを再発見するきっかけとなった。1990年に開始された「MTVアンプラグド」も、このアルバムの影響を受けているはずだ。

 文中で「A面、B面」と書いたのは、もちろんアナログ盤のこと。1982年に発表されたコンパクトディスクだが、すぐには定着しなかった。1987年頃になって、ハード・ソフトの低価格化とタイトルの増加で一気にCDへの移行が進んだものだ。事実、このアルバムこそが私が最後に買ったアナログ盤でもある。たしか、おまけとしてTシャツが付いていたのを思い出すなあ。
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by velvet_iris | 2004-09-10 16:56 | G/H/I
Hoobastank / The Reason(2003)
a0026447_1256088.jpg ロサンゼルス出身の4ピースバンド、フーバスタンクの2ndアルバム。ゴールデンウィーク頃からオンエアされまくりのキラー・シングル「The Reason」が含まれており、私もそれを目当てに購入したひとりだ。

 たしかにM8「The Reason」は私の心に響いた。しかも、アルバム唯一のバラードという位置付けではなく、単品で勝負できる良いバラードだと思う。ただ、果たして残りの10曲で勝負できるかといえば厳しいと言わざるを得ない。サウンド自体が90年代の正統派モダンロックの域を超えていないし、ヴォーカルも含めて、ズバ抜けた個性を見つける事もできなかった。さらに残念なのは、楽器の音がこもり気味なこと。おかげでダグラスのヴォーカルが際立って良く聴こえるが、まるでリマスターされていない80年代のCDみたいだ。もっとクリアなほうが、このバンドには合ってると思う。ライナーノーツに記載されてるように、本作は2003年の12月に発売されたにもかかわらず、セールスの不振により、レコード会社との契約解消も噂されたらしい。その危機を救ったのが、起死回生のシングル「The Reason」だったという。もちろん、シングルの大ヒットによりアルバムも売れまくっているだろうし、新しいファンも増えるだろう。きっと、自ら産み出した「The Reason」に押し潰される事さえなければ、売れたからこそできる“何か”を次作で表現してくれるのではないだろうか。

 ちなみに、ボーナストラック2曲+「The Reason」のPVなどが収録されたDVDがセットになった「デラックス・ツアー・エディション」が国内通常盤より安く販売されています。買うなら今!(かな?)
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by velvet_iris | 2004-09-04 12:27 | G/H/I
The Hives / Your New Favourite Band(2002)
a0026447_12504865.jpg 世界中のアスリートが競い合うオリンピック。連日激しい熱戦が展開されているが、つい最近までのロック・リヴァイバルも、まるでオリンピックのようだった。ザ・ダットサンズがニュージーランド代表だとすれば、JETはオーストラリア代表。ザ・ホワイト・ストライプスやザ・ストロークスがアメリカ代表で、スウェーデン代表はザ・ハイヴスといっても良いかもしれない。もちろん、どのバンドも同じサウンドではないし、背景も違っているが、同時期にこうしてブレイクした以上、どうしても聴き比べてしまうのは仕方ない。

 上記のバンドの中で、私が一番最後まで購入しなかったのがこのザ・ハイヴスである。カッコ良く見えないヴィジュアルがその理由だ。これまでも、ヴィジュアルと相反した好みのバンド(例えばアッシュ)はあったが、それはごく稀な例だったので、ザ・ハイヴスは最後まで敬遠していた。そのうちに、ザ・ハイヴスの評価がだんだん高くなってくるものだから、前二作を聴かないうちにこのアルバムを購入したのだ。本作は前作までのベスト的な内容になっており、1stから4曲、2ndから7曲という構成である。インストのM12「The Hives Are The Law, You Are Crime」については分からない。まあ、調べる気にもならないので、興味のある方は調べて欲しい。ちなみにこのアルバムは全12曲入りだが、トータル時間は約28分。3分を超える曲は1曲だけとコンパクトである。「もっと聴きたい」と思えたらファンの資質があるのだろうが、私は「お腹いっぱい」になってしまった。

 無理矢理オリンピックにこじつけてしまったが、私のなかでの金メダルはオーストラリア。銀メダルはニュージーランドです。
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by velvet_iris | 2004-08-21 12:50 | G/H/I
Iggy Pop / Blah-Blah-Blah(1986)
a0026447_12352250.jpg イギー・ポップがデヴィッド・ボウイのプロデュースにより復活を果たした1986年発表作。セックス・ピストルズのスティーヴ・ジョーンズもソングライティング・演奏で参加している。

 イギーといえば、体脂肪率の低そうな肢体をあらわにしての過激なステージが有名で、サウンドも「パンクのゴッドファーザー」と呼ばれるように、リフとコード中心の激しいロックが多い。しかし、この作品はボウイ色が強く、パンクが苦手の音楽ファンにも聴きやすいアルバムだと思う。M1「Real Wild Child」はオーストラリアのロック歌手ジョニー・オキーフのカヴァーだそうだが、1950年代のことなのでオリジナルは未聴である。のちにジョーン・ジェットもカヴァーしているのだが、アレンジを聴く限りではイギーのヴァージョンをカヴァーしているようだ。スティーヴ・ジョーンズはM6「Cry For Love」でクールなギタープレイを披露している。

 ドラッグで死の淵を彷徨ったり、セールスの不振を理由にレコード会社から解雇されたかと思えば、ボウイをはじめ、GN'Rや若手バンドからのリスペクトにより何度も甦ってきたイギー。今年57歳になるが、昨年もフジロック参加や、SUM41やグリーン・デイが参加した新作アルバムの発表と話題は多かった。浮き沈みの激しいミュージックシーンで1960年代から生き抜いてきたこの男には、キース・リチャーズの言った言葉を思い出さずにはいられない。

 「波があるに決まってる。そうじゃないと味気ないただの直線だよ。心電図みたいなもんで、直線だってのは、つまり死んでいるってことなんだよ、ベイビー」
© A&M RECORDS INC.

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by velvet_iris | 2004-08-13 12:47 | G/H/I
Izzy Stradlin / 117°(1998)
a0026447_1340580.jpg 前作「Izzy Stradlin & The Ju Ju Hounds」同様、元ジョージア・サテライツのリック・リチャーズと組んでいる、イジーのソロ第2弾アルバム。

 ジュ・ジュ・ハウンズ名義の曲やインストを含む16曲入りで、うち10曲でダフ・マッケイガンがベースで参加。 肩の力を抜いたシンプルなロックには、良い意味での“ゆるさ”を感じさせてくれる。ブルーズやサザンロックに加え、パンクやスピードメタル、さらにはレゲエ風味の曲と、かなりバラエティに富んだアルバムだ。中でも一番驚いたのがM14「Surf Roach」。まるで寺内タケシとブルージーンズのようなサーフロックを聴かせてくれる。きっと他のバンドやアーティストがこれほど幅広い音楽を一枚に凝縮すれば、「実験的」とか言われてしまいそうだが、そこはイジー。楽しんでやってるのがビンビン伝わってくる。売れようが売れまいがどーでもいいやってカンジである。

 “盟友”だったスラッシュとダフもようやく、Velvet Revolverとして活動を始め、ついに本家GN'Rも11月に新作をリリース予定だと報じられた。初期GN'Rでフロントに立っていた3人は、なかなか新作を届けてくれずに、ファンをヤキモキさせた。対照的に、常に一歩下がったポジションで演奏していたイジーだが、「Ride On」(1999)、「River」(2001)、「On Down The Road」(2002)と、じつは一番精力的にアルバム・リリースをしている。

 ところで、もう一人の“盟友”スティーヴン・アドラーは今頃なにをしてるんだろう。しばらくはイジーの電話友達だったそうだが。
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by velvet_iris | 2004-07-29 13:42 | G/H/I
Impellitteri / Stand In Line(1988)
a0026447_125321.jpg “光より速い”ギター・プレイヤー、クリス・インペリテリのデビューアルバム。

 “イングヴェイより速い”とか“あまりに速すぎて指が見えない”など、ギター小僧の間ではなにかと評判になったギター・プレイヤー。当時の私も速く弾けるようになりたくて、ヴィニー・ムーアやら、ジェイソン・ベッカーなども聴いていたけれど、彼らのアルバムがインスト主体なのに対し、このアルバムはバンドとして聴かせてくれたので聴きやすかった。グラハム・ボネットのヴォーカルがそう感じさせるのかもしれないが、速弾きを差し引いても楽曲自体の出来は良いと思う。

 荘厳な鐘の音からはじまるM1「Stand In Line」のリフは、今聴いても鳥肌が立つほどカッコいいし、M3「Secret Lover」のメロディも面白い。その他の曲も良いのだが、どの曲もソロになると、なにがなんだか分からないくらい速くなる。“エア・ギター”でも追いつけない。インストのM4「Somewhere Over The Rainbow」は、“不思議の国のアリス”というよりまるで“弾き過ぎの国のクリス”だ。耳コピをあきらめてヤングギターのタブ譜を見たが、あまりの音符の多さに絶句したのを思い出す。

 当時、ラジオの深夜放送で「成毛 滋のパープル・エクスプレス」という番組があり、“良い子のヘヴィメタ教室”のコーナーでクリス本人が「Secret Lover」のソロを弾いたことがあった。パーソナリティーが「2番線、10フレット、小指ハンマリングオン…」とか事細かに解説してくれて、クリスも速度を落として弾いてくれたのだが、それでも速くて付いていけなかった。今になって思うと、私に速弾きを諦めさせたプレイヤーはコイツですね(笑)。

 ■ エア・ギターUS公式HPはコチラ(音出ます)
 ■ ラジオはこんな番組でした(要Real Player)
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by velvet_iris | 2004-07-10 12:54 | G/H/I
Iron Maiden / Live At Rock In Rio(2002)
a0026447_141435.jpg それにしても暑い。梅雨はどこへ行ったんだ。朝から暑いこんな日は、あまり聴きたくなかったアルバムが今日の1曲目。

 2001年1月19日、ブラジルで開催された「ロック・イン・リオ」での2枚組ライヴ・アルバム。初期の曲を含む18曲が収録されています。あー、熱い。
 
 前作「Brave New World」(2000)で復帰したブルース・ディッキンソンとエイドリアン・スミスを含む、「6人編成・トリプルギター」というラインナップです。あー、ぶ厚い。

 ホログラム仕様のジャケットだけでも購買意欲をかき立てられますが、なんといっても25万人のオーディエンスの反応がすごいです。メンバーの演奏とともに、このアルバムの要素であることに間違いないでしょう。あー、アチー。

 1-M2「The Wicker Man」から“ユー、ターイム、ウィルカーム!”の大合唱!
 1-M6「2 Minutes To Midnight」でも“トゥー、ミニーッツ、ミーッドナーイ!”
 1-M10「The Trooper」では“ウォーウォーウォー!”
 2-M4「Fear Of the Dark」でも“ウォーウォーウォー!”
 2-M5「Iron Maiden」が終われば“メイデン、メイデン!”とアンコール!
 2-M7「Hallowed Be Thy Name」は、さすがに聴き入ってる感じの緊張感!
 2-M8「Sanctuary」、2-M9「Run to the Hills」とたたみかけて終了!

 ブラジル人もすごいけど、ブルース・ディッキンソン、あんたが一番すげえや(笑)。
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by velvet_iris | 2004-07-07 14:15 | G/H/I
Hole / Celebrity Skin(1998)
a0026447_14629.jpg 1994年4月5日、ショットガン自殺でこの世を去ったNirvanaのカート・コバーン。

 そのカートの妻でもあり、ハリウッド女優でもあるコートニー・ラヴ率いるHoleの3rdアルバムが今朝の一曲目。

 カートの死の直後に発表された前作「Live Through This」よりはグランジ色は薄くなってます。が、そのぶん、キャッチーな曲がズラリ。疾走感みなぎるM1「Celebrity Skin」なんて聴いてるだけでテンションが上がります。

 本作発表から4年後、2002年にバンドは解散してしまい、本作はHoleとしては最後のアルバムとなりましたが、今年に入りソロ・アルバム「America's Sweetheart」(←彼女らしいタイトル)を発表しました。そ、そして今月末にはフジロックのステージに立ちます!

 今年のフジロックには、このブログで紹介したJETAsh、それにLou ReedやMorrisseyも出演するので、かなり迷ったけど、やっぱり“夏嫌い&屋外嫌い”なのであきらめました。

 おとなしく8月のWOWOWで“ウチロック”です。
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by velvet_iris | 2004-07-02 14:07 | G/H/I