カテゴリ:A/B/C( 31 )
Creedence Clearwater Revival / Pendulum(1970)
a0026447_142846.jpg C.C.R.こと、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルの6thアルバム。

 バンドの名前は知っていたが、アルバムを購入したのはこれが初めてだった。きっかけはジョーン・ジェットが「The Hit List」(1990)というアルバムで、「Have You Ever Seen The Rain(雨を見たかい)」をカヴァーしていたからだ。自分が生まれる前に活動していたバンドでも、カヴァーを聴いて知り、遡って巡り会えるというのは素晴らしい。普段は感じないが、レコードやCDを発明した人達に感謝したい気持ちになる。

 ところでこのバンド、活動していたのは1969年〜1972年のわずか4年間らしい。それにもかかわらず、14曲のヒットをビルボードのトップ40圏内へ、うち11曲をトップ10、さらには2位まで上昇した曲が6曲もあるそうだ。時代やチャートの推移を無視して「最初の4年間にトップ40圏内に送り込んだ」ことだけで比較すれば、あの“産業ロック”と揶揄されたジャーニーでも9曲なのだから、驚くべき記録である。本作からは、M4「Have You Ever Seen The Rain」とM7「Hey Tonight」がシングル・カットされている。さすがに「捨て曲ナシ!」とは言えないが、2分から3分とコンパクトな曲ばかりだ。

 ちなみに、バンド名の“クリーデンス”はメンバーの古い友人の名前、“クリアウォーター”はビールのコマーシャルで使われた言葉だそうだ。“リバイバル”は伝統的なロックスタイルの踏襲ということだろう。そういえば、音楽性は全くの別物だが、日本でも1980年代にC-C-Bというグループがいた。一体何の略だったんだろう。C.C.R.を意識して命名したのかな。
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by velvet_iris | 2004-07-17 14:30 | A/B/C
The Carpenters / Christmas Portrait(1978)
a0026447_133954.jpg みなさん、メリークリスマス! 今朝の1曲目はカーペンターズのクリスマス・アルバムでした。シャッフル再生ゆえ、季節もへったくれもないのは仕方ないのだ。でも、こんな暑い日にカレンの声でクリスマスソングを聴くと、夏の暑さも許せちゃうのでお試しあれ。

 さて、本作は1977年の真夏から制作を開始して、1年以上も費やして完成されたとのこと。なんでもカレンはクリスマスソングが大好きだったらしい。収録されている曲は、馴染みのあるもの、聴いたことがなかったもの、いろいろあるので書き出してみよう。

 M1「久しく待ちにし」
 M2「序曲」※
 M3「クリスマス・ワルツ」
 M4「楽しいそり遊び」
 M5「クリスマス・タイム / 夢の中に」
 M6「メリー・リトル・クリスマス」
 M7「サンタが街にやってくる」
 M8「クリスマス・ソング」
 M9「きよしこの夜」
 M10「ジングル・ベル」
 M11「ファースト・スノウ・フォール / レット・イット・スノウ」
 M12「キャロル・オブ・ザ・ベルズ」※
 M13「メリー・クリスマス・ダーリン」
 M14「クリスマスはわが家で」
 M15「主は生ま給いぬ」
 M16「ウィンター・ワンダーランド / シルヴァー・ベルズ / ホワイト・クリスマス」
 M17「アヴェ・マリア」  (※はインスト)

 ちなみに、M2「序曲」というのは「ひいらぎかげろう」「アイ・ソー・スリー・シップス」「メリー・リトル・クリスマス」「メリー・ジエントルマン」「神の御子 イエス様は」「グリーンスリーブス」「キャロル・オブ・ザ・ベルズ」「神の御子は今宵しも」のインスト8曲をメドレーで繋げたもの。リチャードのアイデアだそうだが、ここからM3「クリスマス・ワルツ」への流れは美しい。

 あらためて感じるのは、カレンの声の美しさと歌唱の巧さ。「きよしこの夜」と「レット・イット・スノウ」のように、テンポもタイプも違う曲を見事に歌っている。そして、レコーディング中の彼女の姿が浮かんできそうなくらい、声に表情がある。ライナーによると、カレンは次のように語っている。

 「“ホワイト・クリスマス”を聴いてみなさんに、私がいい仕事をしたと思ってもらえればうれしいわ」

 グッジョブ、カレン♪
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by velvet_iris | 2004-07-15 13:41 | A/B/C
Alice Cooper / Welcome To My Nightmare(1975)
a0026447_20341.jpg あの“マッドマン”オジー・オズボーンは今年56歳となるが、もう一人、同じ1948年生まれで今年56歳になった、忘れてはならないアーティストがいる。アリス・クーパーだ。

 この二人、同じ年齢もさることながら、強烈な個性、特徴のある声、ホラー映画を地で行く世界観など、似ている点がある。ハッキリと違っている点は、オジーが“マッドマン”と呼ばれるのはステージだけではなく、私生活での奇行にも原因があるのに対し、アリスは自らのキャラクターを“二重人格”と呼んでいる。つまり、本名のヴィンセントはステージに上がると“17世紀の魔女、アリス・クーパー”となるのだと。あのヴィジュアルや、大蛇やギロチンの登場するショウの構成も、全てエンターテインメントとして割り切っているのである。格闘技に例えるならオジーはPRIDEで、アリスはプロレスなのだ。具体的に言えば、オジーはハイアン・グレイシーで、アリスはアンダーテイカーなのだ!

 ついつい前置きが長く、面倒くさくなってしまったが、本作、邦題「悪夢へようこそ」はソロのアリス・クーパーとしての1stアルバムである。ちなみに、それ以前のアリス・クーパーはバンド名でもあった。あー、面倒くせー。

 あのダミ声が不思議と泣かせるM5「Only Women Bleed」や、あのダミ声がやっぱり不気味なM9「Steven」など、1枚のアルバムでストーリーが展開される名作である。

 ミュージシャンからのリスペクトはオジーに負けていないと思う。昨年発表した「Eyes Of Alice Cooper」も素晴らしかった。この新作で、是非もう一華咲かせて欲しい。がんばれ、アンダー、いやアリス!

 ■ WWE SmackDownのアンダーテイカーのページはコチラ
 ■ PRIDEのハイアン・グレイシーのページはコチラ
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by velvet_iris | 2004-07-14 20:05 | A/B/C
Autograph / Sign In Please(1984)
a0026447_202914.jpg 知る人ぞ知るLAメタル・バンド「オートグラフ」の1stアルバム。

 じつはこのバンドをリアルタイムで聴いた事がなかった。あれほどメタルを聴き漁っていたのに記憶にないのだ。このアルバムを購入したのも、友人との“昔話”から発展したのがきっかけだった。

 2年くらい前、いざ購入しようと思い、外資系CDショップを散々歩き回り、ようやくHMVイーストで輸入盤をゲット。今思えば、オンライン予約をすればあんな苦労はしなくて済んだ。

 そんな苦労を取り戻すつもりで、このアルバムは随分聴き込んだなあ。すでに20年前のアルバムなので、さすがに古さを感じるけれど、ギターのスティーヴ・リンチはギター小僧の心をくすぐるプレイを披露している。よくよく調べるとG.I.T.講師とのこと。

 Night Rangerを彷佛とさせる爽やかな西海岸ハード・ロックは聴いていて気持ち良い。やはり自分が思春期に聴いていたジャンルというのは、いくつになっても心がときめく。ただし、ヴォーカルがちょっと下品だ(笑)。

 M2「Turn Up The Radio」などは当時、MTVでヘヴィ・ローテーションだったらしい(友人談)。マイナーなバンドだったとも言ってた。

 たしかに裏ジャケットをみると地味なメンバーばかりだ(笑)。
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by velvet_iris | 2004-06-30 20:30 | A/B/C
Bryan Ferry / Boys And Girls(1985)
a0026447_02944.jpg 休日に外出しないときはiPodはおやすみしている。

 もっぱらiTunesで一日中インターネット・ラジオを流しているのだが、このブログを書き始めて以来、一曲だけiPodで再生させるようにしている。

 今朝はブライアン・フェリーの6thソロ・アルバム。1985年発表のこのアルバムは、私がフェリーを知るきっかけとなった。目当ては、ビデオテープかなにかのCM曲に使われたM3「Don't Stop The Dance」だった。

 当時、私は15歳。HR/HMに夢中だった私は「大人のムード」溢れるこの作品に気後れしたものだ。曲もそうだが、香水の匂いがしてきそうなアート・デイレクションの影響もあったと思う。そんな気後れが邪魔をしたというか、他の曲はそんなに聴き込まなかった。心のどこかで「これは大人になったら聴こう」と思ったものだ。

 それから10年くらい経って、Roxy Musicを聴くようになり、LPで所有していた本作も再び手に取った。

 M2「Slave To Love」、M5「Windswept」はシングル・カットされた曲だが、個人的にはM1「Sensation」、M7「Valentine」なども気に入っている。じっくり聴くのも良いが、移動中に聴くとさらに良い。夜のドライブや、繁華街を闊歩するときに聴くと、風景にハマることが良くある。

 15歳の頃、流行にのって出会ったアルバムだが、今聴いても色褪せていない。もちろん、当時の頃を思い出し懐かしくはなるものの、古めかしさは感じない。エヴァー・グリーンと呼ばれる音楽に相応しいと思う。

 私も大人になった。

 しかし、そんないい大人が休日に予定がないというのはいかがなものか…(笑)。
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by velvet_iris | 2004-06-28 00:30 | A/B/C
Coldplay / A Rush Of Blood To The Head(2002)
a0026447_145346.jpg 私は梅雨の季節は好きだ。

 というか夏が苦手なので、いきなり暑い日が続くよりは、雨の日を挟みつつ夏の暑さに慣らしてくれるから好きだ。できれば10月くらいまで梅雨明けしないで欲しい。今日は雨のおかげで涼しくて良かった。

 さて、このアルバムタイトルを直訳するならば“頭に血がのぼる”だが、邦題は「静寂の世界」となっている。イメージがまるで逆だ。ルパン三世でいうなら銭形警部と石川五エ門だ。ムーミンでいうならミーとスナフキンだ。HR/HMの世界ならオジーとトミー・アルドリッヂだ。

 だけど、聴いてみると邦題のほうがしっくりする。全然興奮しないのだ。どちらかというと萎える。落ち込む。「静寂の世界」じゃなく「憂鬱の世界」に一直線だ。五エ門だ。ミーだ。アルド…(自粛)。

 このバンドはこの1枚しか聴いてないが、他のアルバムを聴く気がしない。縁がなかったね。

 でも、映画「スライディング・ドア」などに主演のグウィネス・パルトローが奥さんってのは羨ましい。

 思い入れがなさすぎたので、梅雨の話とブラピでやり過ごしました(笑)。あと、なにげにスキンを変えたので、なにげに文体も変えてく方向です。
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by velvet_iris | 2004-06-25 14:55 | A/B/C
Ash / Nu-Clear Sounds(1998)
a0026447_121113.jpg アイルランド出身の若い(発売当時20歳そこそこ)バンドの2nd。
 
 1stアルバム「1977」から現在まで聴き続けていますが、最初の印象は、曲や演奏はナカナカだけどヴォーカルが平たいなあと思ってました(笑)。個人的に“エモーショナルなヴォーカル”こそがロックだと思ってたんですよね。基本的には今もそうなんですが…。

 でもこのアルバムくらいからそんなティムのヴォーカルにも慣れたというか、このサウンドでヴォーカルがオジーやロニー・J・ディオなら嫌だなと思うようになりました。わはは(笑)。

 このアルバムから新メンバー(紅一点しかもギター)のシャーロットが加わっており、M12「Radiation」は彼女の曲。M13「A Life Less Ordinary」はユアン・マクレガー主演の映画「普通じゃない」にも使われてました。

 しかし1stアルバム発売から8年経ってしまったとは……。歳も取るっちゅーねん。
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by velvet_iris | 2004-06-23 12:12 | A/B/C
Cocco / サングローズ(2001)
a0026447_152434.jpg 普段洋楽しか聴かない私に、日本語の詩の素晴らしさを教えてくれた唯一のアーティストはCoccoでした。

 ラジオから流れてきた「強く儚い者たち」という曲で彼女を知り、1stアルバムを買ったのが1997年。ポップス色の強い同曲は含まれていなかったのですが、そのイメージからは考えられないヘヴィなサウンドがそこにありました。続く2ndアルバムでも“死”“罪と罰”“血”など暗い語彙を含みつつも、“宝島”“天の川”“滲む星”というような寓話のような世界観を連想させる歌詞にやられてしまったのです。

 デビューから4年、彼女はこの4thアルバムと同時に活動中止を発表します。

 私は彼女に1960〜1970年代のロック・ミュージシャンの姿をダブらせていました。「Coccoは死んでしまうのではないか」という心配を秘かに抱いていたのです。彼女にはそんな危うさがありました。ですから、活動中止のニュースを聞いたときは、「ああ、死なないでよかった」と感じたものです。

 もちろん残念な気持ちはありました。アルバムを出すたびに楽曲・表現の幅が広がってきていましたし、次はどんな世界を見せてくれるのだろうかという期待を持たせてくれたのですから。このアルバムにおいても、ロック色は抑えられているものの、M10「風化風葬」や、ラストシングルとなったM12「焼け野が原」などをはじめ、彼女自身の言葉で聴き手の心に訴えてくるものがあります。

 Coccoが活動中止に入って以来、邦楽のアーティストも聴くようになった私ですが、いまだに彼女を超える日本人アーティストを見つけられずにいます。
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by velvet_iris | 2004-06-19 15:25 | A/B/C
Badlands / Badlands(1989)
a0026447_232112.jpg Ozzy Osbourne Bandの元ギター・プレイヤー、ジェイク・E・リー率いるバンドの1stアルバム。

 「ジェイク率いる」と書いてはみましたが、ヴォーカルはレイ・ギラン(元Black Sabbath)ですし、ドラマーはのちに「Kiss唯一のブロンドメンバー」となる、エリック・シンガーと地味ながら豪華。

 じつはこのバンドメンバー達、いわゆる「リストラ集団」で、当時のジェイクはご存じのようにオジーにクビにされ、レイもジョン・サイクスのBlue Murderから捨てられたばかりでした。ベースのグレッグにいたっては、これまたオジーのオーディションを受けたにもかかわらず、ルックスで落とされたという悲しい経歴を持っているそうです。過去にはWhite LionやBlack Sabbathに在籍していたエリックも、当時はGary Moore Bandのツアー・メンバーに成り下がっていたのでした。

 そんなハングリーな感じがM1「High Wire」のリフから炸裂しています。ジェイクのプレイはOzzy Osbourne Band時代とは明らかに違い、ブルージーながらヘヴィ。レイの力強く伸びのあるヴォーカルと絡み合い、エリックとグレッグのヘヴィなリズムに支えられながら、自由に弾きまくってる感じです。

 1989年の中野サンプラザでのショウを観にいったのですが、そこには豪華なステージ上でオジーに髪の毛を引っ張られながら演奏していたジェイクの姿はありませんでした。派手なアクションもなく、地味で薄暗いセットのショウは、4人からの「とにかく音を聴いてくれ」というメッセージのように感じたものです。

 やがてレイ・ギランがエイズで亡くなりバンドは消滅しました。残った三人は今、自由なプレイをしているんでしょうか。
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by velvet_iris | 2004-06-15 23:15 | A/B/C
Celine Dion / All The Way.... A Decade Of Song(1999)
a0026447_151524.jpg 前日、「私のライブラリには女性シンガーのアルバムが少ない」と書いたにもかかわらず、今朝iPodが最初に再生した声はセリーヌ・ディオンでした。

 この人については「歌唱力とアレンジの良さ」ですね。とてもロマンティックな気分にさせてくれます。特にこのアルバムはベストアルバムですから、馴染みの曲も多いですし、夜のBGMにも最適です。

 ブログを書き始めてから朝の1曲目が楽しみになってきています。今朝の1曲目はM7「To Love You More」で、“朝らしい”イントロで良かったですが、M5「All By Myself」だったら部屋に戻って泣いてるところでした。
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by velvet_iris | 2004-06-12 15:16 | A/B/C