Stereophonics / Performance And Cocktails(1999)
a0026447_1404389.jpg 英ウエールズ出身の3ピースバンド、ステレオフォニックスの2ndアルバム。私にとって退屈だったUKロックムーヴメントの中で「光輝く一等星」のようなバンドだと思っている。NME誌をはじめとするメディア、レコード会社や評論家のハイプ(誇大宣伝)に乗せられて、散々ガッカリさせられた新人バンドは多かったが、シンプルなバンド構成で分かりやすく、キャッチーなロックを聴かせてくれるバンドにはあまり出会えなかったからだ。

 デビュー作「Word Gets Around」(1998)を初めて聴いたとき、私はたった15秒でケリーの声が気に入ってしまったのだが、本作でもそのヴォーカルは健在だった。曲によっては「ん?もっとハスキーになった?」と思うくらいだ。曲のほうもM2「The Bartender And The Thief」に代表されるように、キャッチーかつ、ヘヴィさを増している。「キャッチー上等!ヘヴィ上等!」の私にとって、この変化は大満足である。かと思えば、ピアノを導入したM13「I Stopped To Fill My Car Up」などミドルテンポの曲も増えて、全体的に前作よりもメリハリがついた。忘れてはいけないのが日本盤のボーナストラック。前作同様ライヴヴァージョンが収録されているが、ライヴパフォーマンスこそがこのバンドの真骨頂であることを実感できる。

 ファンがついて行けなくなるほどの大胆な変化を遂げるバンドも多いが、ステレオフォニックスはゆっくりと着実に進化をしているように思う。次作以降、幾分「渋さ」も増していくのだが、この変化にも満足している。
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by velvet_iris | 2004-09-03 14:00 | P/Q/R/S
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