Eric Clapton / One More Car, One More Rider(2002)
a0026447_17503225.jpg クラプトンの2枚組ライヴアルバム。音源は2001年ワールドツアーのロスと東京からのもの。クラプトンの「大規模なツアーは最後」という発言が話題になったので、このブログを読まれている皆さんのなかにも、実際に足を運んだ人がいらっしゃるかもしれない。選曲は新旧織りまぜた19曲を“ライヴと同じ順番で完全収録”しており、1-M4「Tears In Heaven」や1-M6「Change The World」も含まれているので、最近聴きはじめた人やコンピで知った人にもお薦めの1枚だと思う。

 曲の良さ、演奏の巧さはさておき、私がこのアルバムで評価したいのはジャケットをはじめとするアートワークだ。これまでのクラプトンのジャケットは、本人の写真が使われる事が多かった。そんなにフォトジェニックではないと思うのに、クラプトン、クラプトン、クラプトン…とクラプトンだらけである。「少しはブライアン・フェリーを見習えばいいのに」と何度思ったことだろう。ところが、本作のジャケットはクラプトン自身が構図したイラストになっている。ギターケースを抱えクロスロードへ向かう男は、ロバート・ジョンソンのようであり、クラプトン自身にも見える。このイラストの引いた構図がピクチャーCDに採用されていたり、ブックレットもアットホームな雰囲気で実に素晴らしいのだ。

 漫画のコマのようにスナップ写真がふんだんに盛り込まれており、さながら「旅のおもいでアルバム」みたいなのだが、約1年間に及ぶツアーに同行しているバンドやクルーと一緒に収まっているクラプトンは、とても楽しそうで幸せそうで、まるで家族のようだ。もちろん、「本物」の家族であるジュリーちゃんも、かわゆく写っている。気になったのでクレジットを見ると、デザインはキャサリンという女性だった。いい仕事をしているなあ。
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by velvet_iris | 2004-09-02 17:51 | D/E/F
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