Charlie Sexton / Charlie Sexton(1989)
a0026447_1416448.jpg ティーンエイジでデビューするミュージシャンは珍しくない。とくに、アイドルと呼ばれる「際立った容姿」を持つ者は、ハイティーンというよりはむしろ、ロウ、ミドルティーンでデビューするケースも多い。ただ、そのほとんどはシンガーが多く、プレイヤーとなるとぐっと減るように思う。私の頭の中で真っ先に浮かんだのは、ニール・ショーンとゲイリー・ムーアだ。残念ながら、この二人の容姿が際立っていたかどうかは微妙だが、プレイヤーとしての実力と際立った容姿を兼ね備えていたミュージシャンをひとり覚えている。

 今朝のアルバムは、チャーリー・セクストンの2ndアルバムで、邦題は「ドント・ルック・バック」。10歳くらいから活動をはじめた彼は、16歳にして「Picture For Pleasure」(1985年)でデビューした。1stこそ、時代に迎合するかのようなシンセ・サウンドも含まれていたが、十代とは思えない渋い声とキレの良いカッティングは印象的だった。また、長身で黒い髪、青い瞳に、彫りが深くピンクがかった頬の「際立った容姿」は、当時のアイドルと同じ誌面に登場するくらいクローズアップされたものである。2ndとなる本作では、ブルーズとR&Bを基調としたギタープレイで、アメリカン・ロックの王道を聴かせてくれるが、そのルックスに魅了されたファンには早熟すぎたのか、次第に誌面からも消えていくようになる。
 
 ただし、本作M1「Don't Look Back」でのコーラスにブライアン・アダムスが参加しているように、ミュージシャンからの信頼は厚く、その後も映画のサントラやセッションワークで活動を続けている(BOOWY解散後の氷室京介のバックは有名)。1999年頃になって、ボブ・ディランのバンドでツアーやアルバム制作に参加したりと、久しぶりにメジャーどころで名前を見かけるようになったが、最近は、また見えない世界へ潜ってしまった。たしかまだ36歳くらいのはずである。円熟味を増した声とギタープレイを是非、自身のアルバムで聴いてみたいものだ。
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by velvet_iris | 2004-08-24 14:24 | A/B/C
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