ヴォーカルがジョー・リン・ターナーに代わったレインボーの5thアルバム。個人的には、コンパクトで捨て曲がない、アートワーク(裏面含む)が仮面ライダーを連想させてクール、という理由から「文句をつけたくない」アルバムである。あえて文句があるといえば邦題だろうか。大ヒットシングル「アイ・サレンダー」のタイトルを、そのままアルバムの邦題にしたのはセールスに貢献したかもしれないが、絶対に「治療不可」にしたほうが良かったと思う。
サウンドの方は、前作「Down To Earth」(1979)に引き続き、アメリカ市場を意識したポップ&キャッチー路線で、カヴァー曲とインストが2曲づつ含まれている。とくに、インストのM9「Difficult to Cure (Beethoven's 9th)」はベートーヴェンの第九をアレンジしており、リッチーもドン・エイリーも弾きまくりだ。M1「I Surrender」とM4「Magic」のオリジナルは未聴だが、この調子だと、かなりアレンジされているかもしれない。また、このバンドで話題になるのが歴代のヴォーカリスト論争だが、「もうこのレベルになれば、ロニーも、グラハムも、ジョーも素晴らしいほど上手いのだからいいじゃん!」と思ってしまうのは私だけだろうか。 余談だが、私より少し上の世代には、やたら「リッチー信者」が多く、5歳年上の兄もそうだった。ラージヘッドの白いストラト(グレコ製だったが)と、ディープ・パープル、レインボーのアナログ盤は兄の部屋のマストアイテムだったものだ。
by velvet_iris
| 2004-08-18 11:46
| P/Q/R/S
|
検索
当ブログの取説
《仕様》
・新旧の洋楽ロック中心 ・レビューやニュースなど ・エロはほぼナシ ・著作権侵害多数 ・更新頻度は週一回程度 《注意》 ・カテゴリはアーティスト 名で分別しています ・アーティスト名の最初の Theは含んでいません 例)The Who→Who カテゴリ
A/B/CD/E/F G/H/I J/K/L M/N/O P/Q/R/S T/U/V W/X/Y/Z V.A. R.I.P. みさきゆう DVD LIVE Pickups The 69 Awards 2004 The 69 Awards 2005 The 69 Awards 2006 最新のトラックバック
以前の記事
2008年 01月2007年 12月 2007年 11月 more... その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||