Badlands / Badlands(1989)
a0026447_232112.jpg Ozzy Osbourne Bandの元ギター・プレイヤー、ジェイク・E・リー率いるバンドの1stアルバム。

 「ジェイク率いる」と書いてはみましたが、ヴォーカルはレイ・ギラン(元Black Sabbath)ですし、ドラマーはのちに「Kiss唯一のブロンドメンバー」となる、エリック・シンガーと地味ながら豪華。

 じつはこのバンドメンバー達、いわゆる「リストラ集団」で、当時のジェイクはご存じのようにオジーにクビにされ、レイもジョン・サイクスのBlue Murderから捨てられたばかりでした。ベースのグレッグにいたっては、これまたオジーのオーディションを受けたにもかかわらず、ルックスで落とされたという悲しい経歴を持っているそうです。過去にはWhite LionやBlack Sabbathに在籍していたエリックも、当時はGary Moore Bandのツアー・メンバーに成り下がっていたのでした。

 そんなハングリーな感じがM1「High Wire」のリフから炸裂しています。ジェイクのプレイはOzzy Osbourne Band時代とは明らかに違い、ブルージーながらヘヴィ。レイの力強く伸びのあるヴォーカルと絡み合い、エリックとグレッグのヘヴィなリズムに支えられながら、自由に弾きまくってる感じです。

 1989年の中野サンプラザでのショウを観にいったのですが、そこには豪華なステージ上でオジーに髪の毛を引っ張られながら演奏していたジェイクの姿はありませんでした。派手なアクションもなく、地味で薄暗いセットのショウは、4人からの「とにかく音を聴いてくれ」というメッセージのように感じたものです。

 やがてレイ・ギランがエイズで亡くなりバンドは消滅しました。残った三人は今、自由なプレイをしているんでしょうか。
[PR]
by velvet_iris | 2004-06-15 23:15 | A/B/C
<< Stryper / In Go... Negative / War ... >>