THE LIKE Live@Shibuya Club Quattro
a0026447_1571427.jpgいよいよ来週からはお盆休みという8月1日。
今日もキツい“お盆進行”で仕事が進むと思いきや、午前中は比較的スムーズ。
しかし油断はできません。
昨日はケイティー・タンストールのライヴに間に合わず、前半の三曲を聴き逃すハメになったのはご存じのとおり。私だって学習しますよ、人間だもの。

ということで、定時30分前にフレックス退社→クアトロへGOとなりました。
そう、昨日のケイティーに続き、今日もクアトロで平均年齢20.3歳のガールズ・バンド、ライクの単独公演が予定されているのです。
フジロックに行けなかった私にとっては“ひとり時間差フジロック”な気分です。




開場から15分過ぎたところでクアトロに到着。
昨日とはうって変わってガラガラです。15人くらいがフロアの前列に、そして3方にあるカウンター席に20人くらいが陣取っている程度。
すでに機材のセッティングは終了し、BGMが流れています。
私はお気に入りの左側を目差すと、なんとそこは本日閉鎖されていました。
うーん、悪い予感。
昨日のケイティーの前売りチケットが5,500円なのに対し、本日のライクは4,000円。
主催者側もある程度予想してそんな価格帯にしたのでしょうが、売れ行きの悪さは予想以上だったのかも。
直前になってe+でチケットをプレゼントしたり、CYHSYのピンチヒッターとして急遽フジロックに出演したジェニー・ルイスをサポートに付けたり頑張ったようですが、700人程度収容できるクアトロで、開演の少し前までは200人以下の客入りだったと思います。

BGMで流れているのはなぜか全てジョン・レノン。
ベストアルバムをまる一枚分くらい聴いた頃、アップテンポなナンバーになりました。
“Power To The People”そして“Give Peace A Chance”の終盤で客電が落ちてジェニー・ルイスのバンドメンバー4人が登場。
全員黒の上下で、ウエスタンシャツを着ているメンバーもいます。
そのあとから黒いワンピース・パンツのジェニー・ルイスと、お揃いの青のラメ入りワンピースを着た双子のゴスペル・デュオ、ワトソン・ツインズの三人がアカペラで唄いながらゆっくり登場しました。
ジェニーは小柄なブロンドの女性で、背の高いワトソン・ツインズと比べると大人と子供のよう。この三人はまるでデビッド・リンチの映画にでも出てきそうな不思議さを醸し出していました。

a0026447_436379.jpgところでこのジェニー・ルイス、私は全く予備知識がありません。
なんでもライロ・カイリーというバンドのヴォーカリストで、ソロデビューアルバム「Rabbit Fur Coat」(画像)を8/23にV2 Recordsからリリースするそうです。
約40分、8曲程度を披露してくれましたが、フォークやカントリーをルーツとしたサウンドはとても心地良かったです。
私の好きなバンドでカウボーイ・ジャンキーズというカナダのバンドがあるんですが、それに似た雰囲気でした。
2曲目のなかで「Tokyo Rord〜」と唄ってたんですが、たぶんそれはオリジナルの歌詞をこのライヴのために変えたんでしょうね。でも誰も分かりませんって(笑)。


ジェニー・ルイスのステージが終わり客電が灯ると、多少お客さんが増えていることに気付きました。それでも350人くらい。
客席はドリンクを貰いに行ったり、トイレに行ったりする人の移動。
ステージ上では慌ただしく機材の入替えを行なっています。
さっきまでコーラスをしていたワトソン・ツインズの一人もなぜかお手伝い。
そしてライクの機材のセッティングですが、クルーは全て日本人でした。
デビューしたてのバンドの初来日なので、クルーは付かなかったのかな。
そこにふらっと現れたのはギター&ヴォーカル&セクシー担当のZ・バーグ。雑誌や画像では雰囲気がキルスティン・ダンスト風だなあとは思ってましたが、実物もそんな感じ。
まだ明るいステージ上でマイクスタンドの高さを自分好みに修正しています。
お客さんも歓声をあげるべきか一瞬悩み、前列の一部が黄色い声をあげます。
Z・バーグが去ると、入れ替わるようにベース&アンニュイ担当のシャーロットが登場。
同様にマイクスタンドを修正しますが歓声はゼロ。
心なしか残念そうに去っていきました。
しばらくしてジュリエット・ルイス似のドラム&お笑い担当、テネシーも姿を見せましたが、ドラムセットに近付くまでもなくすぐに引っ込みました。
日本人のクルーの仕事に不安を覚えたのか、バンド内での自分の人気度を確認するためか、とにかく謎に包まれた行動です(笑)。
場内は再びジョン・レノンのBGM。そして“Give Peace A Chance”で客電が落ちました。デジャヴかよ!

再び登場したZ・バーグはチェックのミニのワンピース。
テネシーは紺のワンピース。なぜかトラ(猫?)の顔の帽子を被って登場。
シャーロットは白のノースリにデニムのホットパンツ。なぜか虫かごに入れたカブトムシを持って登場。カブトムシの名前はタトゥーンとか言ってたっけな。
演奏は“Falling Away”からスタートしました。
ジェニー・ルイスの時とは違いPA席にはクアトロの女子がいましたが、ちょっとギターの音が終始小さかったように思います。
そのためなのかテネシーのドラムが際立ちます。
テネシーのドラムはまちがいなくこのバンドの核となっていると思うのですが、あらためて生で聴くとすごい音を出しています。
その爆音のせいか、ライクのステージが始まる直前になってZ・バーグ側に陣取っていた日米連合男子数名のテンションがいきなりピークに達しました。
拳をあげ、縦ノリで飛び跳ねると、ビデオを回していたクルーやスチールカメラも彼らを追い始めます。それが彼らを加速させ、ダイヴ寸前のところまで行ったんですが、ダイヴするだけの人口密度がなかった(笑)。まだフロアの床が目に見える程度だったのです。

それでもZ・バーグは両手の指でハートマークを作り、「アンタらほんとファッ○ン・クレイジーね」とご機嫌そうです。日本語で「タノシンデリュ?」とも言ってました。
でもそれはあくまでZ・バーグ側ピンポイントでの出来事で、シャーロットは微笑というか苦笑のような表情。それを見た私はジャッキー・フォックスを想い出しました。看板ヴォーカリストの人気に嫉妬して自殺未遂をしたランナウェイズのベースです。
女性だけのバンドというのは短命で終わるケースが少なくないですが、ここまで人気に差があると心配になってしまいます。
“You Bring Me Down”の演奏前にもZ・バーグは日米連合に向かって「次の曲は“You Bring Me Down(アンタにはガッカリ)”よ。アンタたち」と言えば脳天気に喜ぶ日米連合という感じ。私はカワンターに座ってまったり観ていたせいか、Z・バーグと日米連合の世界に温度差を感じました。

やがて日米連合も落ち着き、ピストルズのカヴァー“Submission”を終えて最後の曲前に少しMC。シャーロットは左手の手の甲に書いたメモを見ながら「キテクレテ、アリガトー」と言ってました。この手に直接書いちゃう感じ、イコール若さなんですよね。
最初から最後までこのバンドの若さを実感したライヴとなりました。
私も中高生のときはいっつも手に書いてたんですが、今夜のセットリストはメモに書きました(笑)。

THE LIKE Live@Shibuya Club Quattro, 1 AUGUST 2006

1. Falling Away
2. What I Say And What I Mean
3. Mrs. Actually
4. June Gloom
5. You Bring Me Down
6. One Step Ahead
7. The One
8. Once Things Look Up
9. Too Late
10. Under The Paving Stones
11. Submission(The Sex Pistolsのカヴァー)
12. (So I'll Sit Here) Waiting
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by velvet_iris | 2006-08-01 23:17 | LIVE
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