THE DARKNESS Live@Shinkiba Studio Coast
a0026447_7442291.jpg行って参りました。新木場スタジオ・コースト。
ダークネスのジャパンツアー最終日、唯一の東京公演へ。
前回のローリング・ストーンズからほぼ一カ月経過しているので、そろそろ騒ぎたい気分ではあったんですが、ライヴ前はそれほどテンションが上がりませんでした。
それは新作アルバムをあまり聴き込んでいなかったことと、一人で参戦しなければならないからです。
どうも私の周りにはダークネス・ファンがいないようで、最後の頼みの綱であるメタルファンの次兄にも断られる始末。
そんなわけでテンションを上げるため、自作のシン・リジィTシャツをまとい、35度の焼酎を流し込んで自宅を出たわけです。



初めて向かった会場の新木場スタジオ・コーストは新木場の駅から徒歩4分。
1Fと2Fそしてテーブル付きのバルコニーがあって、騒ぎたい人は1F、ゆったり観たい人は2Fでという観客に優しいスペースでした。
私は開演30分前に会場に到着したんですが、結構な客入り。
でもスタンディングでのキャパは2,400人くらいらしいので、満員御礼とまではいかなかったのかも。
会場に入る前にグッズも物色しましたが、あいにく私好みではないので今回はパス。

缶のハイネケンを流し込みながら恒例の客層チェック。
かなり女子が多く、男女のカップルも多いです。
「メタルファンの女子は美女が多い」というのは私の持論なのですが、今回はいろいろ。
昔は長髪でスリムジーンズにブーツというお兄ちゃんが多かったんですが、最近はあまり見かけませんね。
50%がふつうの女子。
40%がふつうの男子。
8%が白人(オーラなし)。
2%がメタル兄ちゃん、という感じ。
私はもちろん40%の一人です。

そろそろ人がホール内に動きはじめたので私も突入。
すでに1Fフロア入口付近には人が溢れていて2Fに向かう人もいましたが、多分押されて前の方へ行けるという変な自信があったのでそのままステイ。
ツェッペリンの“Black Dog”やヴァン・ヘイレンの“Jump”が流れるとどんどん押されてきます。
クイーンの“Don't Stop Me Now”を大合唱しているころにはセンターに流れ着いていました。
そしてアバの“Arrival”のあとメンバー登場。
速い曲や激しい曲で始まるライヴが多い中、このバンドのオープニングは“Knockers”。
掴みとしては「?」なナンバーだなあと思ってましたが、ライヴが始まってすぐに納得しました。
このバンドの“掴み”は曲ではなくキャラクター。
いわゆる“出オチ”なのです。
特にジャスティンの人気は高く、黄色い声や野太い声で「ジャスティーン!」と歓声があがります。
2ndから立て続けに3曲演ったあと、“Growing On Me”。
イントロのアルペジオがキラキラした感じで大好きです。
ジャスティンといえばファルセットですが、観客のシンガロングも当然ファルセット。
“Givin' Up”でも「オーッオッオッオッ、オッオー」と頑張りました。

私の周りの白人客8名くらいのグループの中に“Black Shuck”好きなイングランド人(会話で分かった)がいたのですが、ライヴ開始直後から曲間になるたびに「Black Shuck!」とリクエストしてました。
事前に大体のセットリストは把握していたので、「まだだよ、まだまだ」と思ってましたが、しつこく毎回「Black Shuck!」と叫ぶわけです。
その声はメンバーにも届いていたようで、“Givin' Up”のあとそいつに向かって「じゃあBlack Shuckだ」とジャスティン。
イングランド人大喜びで思わずハイタッチです。

“Love On The Rocks With No Ice”が終わるとバラード・タイムに突入。
“Love Is Only A Feeling”のあとキーボード、アコースティック・ギターが設置され“Seemed Like A Good Idea At The Time”と“Blind Man”。
ダンとリッチーも椅子に腰掛けてプレイし、落ち着いた感じの時間になりました。
それにしてもジャスティンは器用な男です。
ギター・ソロの半分は彼が弾いているし、キーボードではスティーヴィー・ワンダーの“I Just Called To Say I Love You”の弾き語りも少し聴かせました。
もちろん喋りも達者なのですが、観客の乗せかたもお上手。
ロニー・ジェイムズ・ディオに勝ってるかもしれませんね、アレは。
コール&レスポンスといえばクイーンのフレディが凄く上手でしたが、ジャスティンのそれも楽しかったです。
でも、あんなファルセットをふつうの人が出せるかっちゅーねん。
“Hazel Eyes”“Get Your Hands Off My Woman”に続き、“Fraiday Night”“Girlfriend”でもファルセットでシンガロング大会。

そして待ってましたのリッチー・タイム。
新加入ベース・プレイヤーのリッチーがヴォーカルでAC/DCの“Highway To Hell”をプレイ。
「ハーイウェイ、トゥ、ヘール」とやっと地声でシンガロングできたあとは、続けて同じくAC/DCの“Thunderstruck”のサビだけを「アーン、アンアン、サンダー!」
ライヴの前半には“Back In Black”のリフをジャスティンが弾いたりもしてました。

“I Believe In A Thing Called Love”で本編を締めくくって一旦引っ込み、アンコールで再登場。
ダンはシン・リジィTシャツの黒からピンクへとチェンジ。
スキンヘッドのリッチーはフサフサした茶髪。
これには大爆笑でした。
本人も気に入っているのか“English Country Garden”のあいだ、ずっと被ってました。
途中ズラが落下し、ジャスティンが吹き出す場面があったりして笑いが絶えません。

そして「次が今夜最後の曲。そしてこの素敵な国で最後の曲だ。また東京に戻ってくるよ」と言って“Bald”をプレイ。
途中、男の子がステージに乱入し、ジャスティンに駆け寄る場面もありましたが、柵を超えるところをしっかりボディガードは確認していたので触れることもできずにあっさり逮捕。
そのときジャスティンは後ずさりしてました(笑)。
演奏の前にはミキサー席のスタッフをはじめローディーからマネージャーまでをひとりひとり紹介し、演奏中もギターを弾きながらスタッフの肩車で1Fフロアを一周してくれました。

じつはアバの“Arrival”のあとステージが始まること、AC/DCのカヴァーを含めたセットリスト、肩車で一周すること、ジャスティンとリッチーのボディ・パフォーマンスなどは事前の情報どおりで、そういう意味では予定調和的なライヴでした。
それでも楽しかった。
先月のホワイト・ストライプスのような圧倒的なライヴでもなければ、計算され尽くしたストーンズのショウでもないアットホームなダークネスのライヴ初体験。
「ブリティッシュ・ロックの救世主」というイメージは吹っ飛び、「ブリティッシュ・ロックのクレイジー・キャッツ(またはドリフターズ)」という記憶が残ることでしょう。

THE DARKNESS Live@Shinkiba Studio Coast, 22 APRIL 2006

1. Knockers
2. One Way Ticket
3. Is It Just Me?
4. Growing On Me
5. Givin' Up
6. Black Shuck
7. Love On The Rocks With No Ice
8. Love Is Only A Feeling
9. Seemed Like A Good Idea At The Time
10. Blind Man
11. Hazel Eyes
12. Get Your Hands Off My Woman
13. Friday Night
14. Girlfriend
15. Highway To Hell (AC/DC)
16. I Believe In A Thing Called Love
= Encore =
17. English Country Garden
18. Bald
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by velvet_iris | 2006-04-22 23:33 | LIVE
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