New York Dolls / New York Dolls(1973)
a0026447_1101914.jpg 60〜70年代の古いアルバムには印象的なジャケットが多くあります。もちろん、30年以上も見慣れているのでそう感じるだけなのかもしれませんね。このアルバムのジャケットもかなり印象的で一度見たら忘れられません。ソファに腰掛けるメンバーは左からアーサー・ケイン〈b〉、シルヴェイン・シルヴェイン〈g〉、デヴィッド・ヨハンセン〈vo〉、ジョニー・サンダース〈g〉、ジェリー・ノーラン〈ds〉の5人。さて、ここで問題です。生き残っているのは何人でしょう?答えは最後(笑)。

 本作は1973年にリリースされたニューヨーク・ドールズの1stアルバムですが、オリジナル・アルバムが2作しかないこのバンドにとっては代表作と言っていいでしょう。1973年といえばセックス・ピストルズのデビューの3年前。そのためか、このバンドの音楽は「早すぎたパンク」と語られることが多いです。また70年代初頭のグラム・ロック全盛期でもあるので「倒錯のグラム・ロック」とも言われます。グラム・ロックというのは見た目を表わす言葉なのでともかく、ピストルズはじめとするパンクロックバンドに影響を与えたのは事実。かといってパンクそのものかというわけではなく、あくまで「パンクの源流になったひとつ」くらいに考えると良いと思います。デヴィッド・ヨハンセンの吠えるような、ときに囁くようなヴォーカルとジョニー・サンダースの個性的なギタープレイが目立ちますが、ピアノやホーンも採り入れたオーソドックスなロックだと私は思います。特にM1「Personality Crisis」やM9「Pills」はロックンロールのお手本のような曲。75年にジョニーとジェリーが脱退、アーサーを解雇した新生ドールズは同年8月に来日。その際、ヤクザに監禁されたというエピソードをデヴィッド・ヨハンセンがのちのインタビューで語っています。

 オリジナルメンバーのうち、ジョニー・サンダース、ジェリー・ノーランそしてアーサー・ケインも亡くなったので、正解は「二人」です。昨年、残ったメンバー二人にイジー・ストラドリンが加わって再結成されるというニュースも流れましたが、イジーの参加は幻に終わりました。しかし、元ハノイ・ロックスのサム・ヤッファを初めとする新メンバーが加わった新作は来年リリース予定。12月6日には初期のレア映像を含むDVD「All Dolled Up」が発売されるようです。
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by velvet_iris | 2005-10-11 01:12 | M/N/O
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