Bon Jovi / Have A Nice Day(2005)
a0026447_23551180.jpg 先日サバイバーのアルバムについて書いたばかりだが、それと前後して久しぶりにサバイバーの名前を目にすることになった。サバイバーの「Eye Of The Tiger」以来、23年ぶりに洋楽バンドのシングルがオリコンのTop10に入ったというニュースである。その洋楽バンドというのは私も“かつて”大好きだったボン・ジョヴィのことだ。何故“かつて”なのかといえば答えは簡単。彼らの4thアルバム「New Jersey」(1988)を最後にボン・ジョヴィのアルバムを購入していないからである。

 昨年末にボックス・セット「100,000,000 Bon Jovi Fans Can't Be Wrong」が店頭に並んだときは、「ああ、ボン・ジョヴィかあ。若い子に人気あるみたいだなあ」なんてすっかりお年寄り目線で眺めていたし、今回新作リリース前にこのアートワークを見たときも、「うわ、最悪!絶対買わないだろうな」と正直思っていた。しかし、クイーン+ポール・ロジャースの「Return Of The Champions」を購入するために入ったHMVでズラリと並んだこのジャケットが「おい、そこの男前。オレを買ってみろよ、聴いてみろよ」と私に向かって話しかけたのである。しかもDVD付きのスペシャル・エディションが。で、それから10日経ちほぼ毎日聴いているのだが思ったよりも耳に馴染み、3rdや4thにあった躍動感を想い出した。前述したように本作は洋楽アルバムというカテゴリを超えて大ヒットしているので、インターネットでもファンたちの意見を読むことが多い。古くからのファンや最近のファンなど様々な反応があるが、全体的に好意を持って迎えられているようだ。否定的な意見のひとつにM1「Have A Nice Day」がここ最近の作品と似通っているので「マンネリ」などと書かれている。しかし、そんな彼らが比較対象にしている最近のアルバムを私は聴いていないので、素直にボン・ジョヴィらしい良い曲だと思えた。ボーナストラックとして収録されている3曲の出来もいい。これらの曲がどうしてアルバムからカットされたのかとか、アートワークがあのロゴに決定した経緯などは「BURRN!」今月号のジョンのインタビューを読めば良く分かる。あと、特筆すべきはスペシャル・エディションに付属しているDVDだ。発売元のユニバーサルは最近この手法が多くて鬱陶しいのだが、本作のDVDはまともだ。税込み750円と計算すればいい買い物だといえるだろう。

 「New Jersey」以降、バンド活動を休止していた4年という歳月はグランジの台頭などによる音楽情勢の変化があった。結果、ボン・ジョヴィをはじめとする80年代から聴き続けてきたバンドが急速にパワーダウンしてしまい、私はクラシックロックに傾倒するようになった。かろうじてジョンのソロアルバム「Blaze Of Glory」(1990)、リッチーのソロアルバム「Stranger In This Town」(1991)は購入しているが、1992年リリースの5thアルバム「Keep The Faith」以降ボン・ジョヴィを聴いてこなかった。これを機に90年代以降の作品も聴いてみようと思う。私の中の「空白の17年間」を取り戻してみたい、そう思わせた作品だと今は言っておく。
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by velvet_iris | 2005-09-23 23:56 | A/B/C
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