4 Non Blondes / Bigger, Better, Faster, More!(1993)
a0026447_22553991.jpg 私が普段CDを購入する際の決め手として、「アーティスト」「目当ての曲」「他人の評価」「ジャケット」などがある。たまに「参加ミュージシャン目当て」で購入することはあっても、「プロデュースは誰か」という「裏方目当て」で購入することはまず無い。先日、オジーの娘ケリー・オズボーンの2ndアルバム「Sleeping In The Nothing」を購入したときも、ケリー自身に興味があったからだが、そのプロデュースを懐かしい人が務めていた。リンダ・ペリーである。ご存じだろうか。

 今夜紹介するアルバムは、リンダ・ペリーがこの世に出るきっかけともなった4人組ロックバンド「フォー・ノン・ブロンズ」の1993年(全米では1992年)発売のデビューアルバムにして最後のアルバムだ。欧米における金髪優遇社会を皮肉ったバンド名のとおり、女性3人と男性1人の4人の髪色はいずれも「非ブロンド」。そのバンドのシンガーでありソングライターの風貌は鼻ピアスにタトゥー、匂いそうなドレッドヘアーとまさに「やんちゃ」だった。それがリンダ・ペリーである。ジャマイカ系で自ら「マイノリティーで元ジャンキー、そしてレズビアン」であるとも公言していたリンダの書く詩は結構アツいものがある。ドラッグ体験を元にしたM5「Morphine & Chocolate(モルヒネとチョコレート)」。M9「Dear Mr. President(拝啓 大統領閣下)」では「こんなに美しい国なのにあの男がこの国を焼き焦がしている」と政治的なメッセージも含まれており、「90年代のライオット・ガール」の代表格だったと思う。そしてこのアルバムそしてフォー・ノン・ブロンズのアイコンともいえるM3「What's Up」は90年代を代表する大ヒット曲だ。以前“歴代ワーストロックソング”というものが発表されたことがあるのを覚えているだろうか。スターシップの「We Built This City」が1位に選ばれた企画である。そのワーストソング16位にも選ばれたこの曲は、TVCMやコンピレーションなどで現在でも耳にすることがあるので聴いたことのある人も多いだろう。

 バンドはこの一枚だけを残し1995年に解散。ヴォーカルのリンダはソロ活動を行なっていたが、裏方に回っていた事を私は知らなかった。確かにこのアルバムは「What's Up」だけがクローズアップされるが他の曲もなかなか粒ぞろいなので、裏方でも上手くやっていける才能は持ち合わせているのだろうなと思った。むろん「What's Up」1曲だけでも購入して損はない思うので是非どうぞ。
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by velvet_iris | 2005-09-21 22:58 | D/E/F
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