Carole King / In Concert(2003)
a0026447_1395022.jpg邦題「タペストリー・イン・コンサート」。1993年の「Colour Of Your Dreams」ツアーをコネチカット州の公共テレビ局が収録した作品です。2001年にジュエルケースでDVDが発売されていたようですが、2003年にトールケースで再発(リプライス)されました。代表曲など15曲と、同名のCDには含まれていない「オールドソング・メドレー」と題された4曲が収録されています。

いまから12年前の模様なので、当時キャロル・キングは50歳です(現在62歳!)。彼女は若い頃、ステージ恐怖症だったためソングライターだったことは有名です。でもさすがに経験というか慣れというか年の功というか、堂々とした楽しそうなステージを見せてくれます。





a0026447_1405032.jpg会場のブッシュ・ホールはこんなです。
ちゃんと椅子があり、ステージもそんなに広くはありません。
演奏は「Hard Rock Cafe」から始まります。

a0026447_1402296.jpg「Smackwater Jack」ではギターを弾きながら。
それにしてもこのスカート、短いです。
何度もいいますが、当時50歳です。

a0026447_14256.jpg「Up On The Roof」はピアノも。
やはりピアノが似合いますね。
笑顔もとてもチャーミング。
私の理想の年上女性はこれまで上沼恵美子サンだったのですが、このDVDを見てからはキャロル・キングになりました。

a0026447_1423018.jpgあっ!
「Hold Out For Love」を唄うキャロルの後ろに不審人物接近中!

a0026447_143684.jpgどうやら不審人物はレスポールを抱えています。
そしてシールドを平然とアンプに挿してます。
誰だ、お前は!

a0026447_1434828.jpg不審人物の正体はスラッシュでした。
着ているTシャツはナイン・インチ・ネイルズでした(笑)。
そしてスラッシュらしい、ねちっこいソロを弾いています。

a0026447_1441176.jpgやっとキャロルがスラッシュを紹介したところ…

a0026447_1443533.jpg喜んで立ち上がる人もいれば、「誰?アレ」みたいな怪訝な表情の人も。
とりあえず、この1曲だけ弾いて一旦引っ込みます。

コンサートの中盤、キャロルは「60年代を覚えてる?覚えてる人には懐かしいはず。知らなければこれで音楽の歴史を学んでね」と古い曲のメドレーをはじめます。

a0026447_145055.jpgキャロルいわく「最近オムツのCMに使われている曲」やアニマルズの曲など全部で4曲を唄ってくれます。

a0026447_1452446.jpgこれに観客は大喜び。
きっとアメリカでは誰もが知ってるような「懐メロ」なんでしょうね。
ちょっと温度差を感じました。


a0026447_146060.jpgそして「ブルーズは好き?」と聞くとサングラスを掛け、ブルース・ブラザーズばりの振り付けで「Chains」を熱唱。
きっと4人で振り付けを考えたんでしょうね。
その様子が目に浮かびます。
ちなみにキャロルの隣は娘のルイーズ・ゴフィン(のはず)です。


a0026447_2251436.jpgやはりアーティストが楽しんでいれば観客だって楽しいのです。


a0026447_2255425.jpg席を立って踊り出す人が続出です。
楽しそう♪


a0026447_2262396.jpgでも一番楽しそうなのはこの人なんです。
あんた本当にステージ恐怖症だったんかい!


ノリノリの「I Feel The Earth Move」が終わるとステージが暗転します。
キャロル一人を残しバンドメンバーはステージから消えます。
彼女のコンサートではラストが近付くと演奏される「You've Got A Friend」のイントロが流れると拍手が起こりました。

a0026447_2265357.jpgしっとりと聴かせるキャロル。


a0026447_2272610.jpg席につき、手拍子をしたり、大合唱する観客たち。


a0026447_2275329.jpg嬉し泣きの一歩手前といった感じの表情で聴いている女性。


a0026447_2282449.jpgカードをかざすファンたち。
大好きな曲を一緒に唄っています。


a0026447_2285528.jpgみな、それぞれの想い出や感情が詰まっているのでしょう。
涙を拭う女性もいます。

演奏が終わるとスタンディングオベーションの嵐となり、観客の感動が画面から伝わってきます。するとステージが明転し、その感動を切り裂くようにディストーションの効いたギターの音が聴こえてきます。犯人はもちろんスラッシュです。バンドメンバーも全員登場して、いよいよ最後の曲「Locomotion」です。

a0026447_2292242.jpgさっきの余韻はどこへやら。
この緩急をうまく使ったセットリストには参りました。
キャロルもコール&レスポンスで盛り上げます。


a0026447_2295059.jpgもう2階席でもノリノリになってます。
落ちそうです。


a0026447_2302186.jpgすでに座っている人はいません。
みんな立ち上がり踊ったりしています。


a0026447_2305958.jpgそして最後はスラッシュを交えたバンドメンバー全員でごあいさつ。
ここで驚愕の新事実発見!
スラッシュとキャロルのヘアースタイルは同じだった!


とにかく、この85分間は時間がゆったり流れていく感じがします。
「楽しいことはあっという間に過ぎる」ともいいますが、たぶん楽しくて「時間の感覚が鈍くなる」のでしょうね。
私はこの作品を観るとゆったりとした時間を楽しめます。
気付くといつの間にか微笑んでいます。そして観終わったあとは、下手な映画よりも爽快感が残ります。いいコンサート映像のひとつだと思います。

収録時間:85分
音声:PCMステレオ/5.1chサラウンド
字幕:日本語(MCのみ)
特典映像:なし
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by velvet_iris | 2005-09-12 03:14 | DVD
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