Blue Murder / Nothin' But Trouble(1993)
a0026447_2246541.jpg 今日は入学式が行なわれた学校が多かったようだ。最近は新卒と思われるぎこちないスーツ姿を目にすることも多い。決してフレッシュマンと呼ばれる事がなくなった私でも、この季節になると気分を一新したくなる。そんな人はかなり多いのではないだろうか。国、そして学校や多くの企業が4月を新年度と制定したのは、古来、農耕民俗である日本人が田植えの行なわれるこの時期を新しいスタートと考えるようになったからだそうだ。

 さて、「気分一新」といえばブルー・マーダーの2ndアルバムである。ブルー・マーダーといえば、ジョン・サイクスがドラムにカーマイン・アピス、ベースにトニー・フランクリンを迎え、自らヴォーカルを務めたバンドで、私は60年代のクリームや70年代のベック・ボガート&アピスに匹敵する“90年代のスーパー・トリオ”になると勝手に思っていた。事実、ブルー・マーダーとしての初来日ステージを川崎で観たが、個人的に想い出に残るライヴのベスト5に入り続けている。しかし、1stアルバムから4年後にリリースした本作は、すでにスーパー・トリオどころか、トリオですらなくなってしまった。ジョン以外の二人は去り、キーボードとヴォーカルを加えた5人編成の新生ブルー・マーダーとなってしまったのである。面倒くさいのが新ヴォーカルのケリー・キーリングで、M6「I'm On Fire」でこそリードを歌っているが、その他はバッキング・ヴォーカル。しかも、新ベースのマルコ・メンドーサと、新ドラマーのトミー・オースティンは堂々とクレジットに掲載されているものの、実際にプレイしているのはカーマイン・アピスとトニー・フランクリンというややこしさ。1st当時は「海賊」をコンセプトにしたバンドのはずだったのに、ジャケットを見ても海賊の面影すらなくなってしまった。曲はさすがに粒ぞろいで捨て曲などないが、アルバムとしてのまとまりがない。スモール・フェイセズのカヴァーM2「Itchycoo Park」が浮きまくって仕方ないのが良い例だ。ジョンはギター・プレイはもちろん、ヴォーカルも悪くないし、M7「Save My Love」のような美しい曲を書くほど才能豊かだが、プロデュースは他人に任せたほうが良いかもしれない。

 ところで、エキサイトブログを見渡すと3月末から4月にかけてスキンを変更したブログは多い。私も3月末にスキンを変更したのだが、「春だし、気分を一新したい」という単純な気持ちの根底には、日本人のDNAが無意識に働いているんだね、きっと。
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by velvet_iris | 2005-04-07 22:50 | A/B/C
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