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U2 / October(1981)
U2 / October(1981)_a0026447_1962776.jpg ロックバンドに付き物なのはメンバーチェンジだ。メンバーチェンジの理由としては、メンバー同士の不仲による脱退、メンバーの死亡、ドラッグやアルコール漬けなど病気によるリタイアや解雇が多い。他のバンドに引き抜かれるという場合もある。志をひとつにしてデビューしても、十数年経てば方向性や気持ちの面にズレが生じてくるのは普通のことだ。まったくメンバーチェンジをしないバンドを探す方がむずかしい。というか、とっさに思いつくバンドはひとつだけ。そう、U2である。

 今日のアルバムはU2が1981年にリリースした2ndで、最新作「How To Dismantle An Atomic Bomb」で再びプロデュースに参加したスティーヴ・リリーホワイトがプロデュースを務めている。いわゆる“初期U2”だ。たしか私がU2を聴いたのは次作の「War」が最初。それから「The Joshua Tree」リリースまでの4年間くらいで時系列を無視した聴き方をしていたので、プロデュースがブライアン・イーノに移ったことも気に留めていなかった。それでも「Boy」とこの作品についてはなんだか暗いイメージが強かったのを思い出す。それから20年近く聴き続けている現在でも、目を閉じて浮かんでくる情景は、冷たい北風が吹き付ける荒野という感じだが、逆にそれがU2らしいんじゃないかとさえ思う。のちに発売されたベスト盤「The Best Of 1980-1990」では1曲も収録されておらず、冷遇されている印象が強いアルバムだが、私がU2のベスト的なものを作るとしたらM1「Gloria」や、M7「October」を欠かすことはできない。

 一切メンバーチェンジををせぬまま、25周年を迎えるU2。気になるのは来日公演だ。すでにオフィシャルサイトにはワールドツアーの日程が発表されているが、6月〜8月はヨーロッパ、9月〜12月中旬までは北米ツアーの日程がギッシリ。残念ながら日本公演の日程は発表されていないが、12月下旬以降もしくは、ヨーロッパツアーと北米ツアーの間、8月末くらいが怪しいかもしれない。

 ■ VERTIGO//2005' WORLD TOURの詳細はコチラ
by velvet_iris | 2005-03-15 19:13 | T/U/V
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