Maria McKee / You Gotta Sin To Get Saved(1993)
a0026447_20181824.jpg 全く知らない未知のミュージシャンに出会うきっかけのひとつに“ジャケ買い”がある。CDジャケットの写真やアートワークに惹かれて購入することだ。が、じつに失敗が多いのも事実。失敗を避けるには“オムニバス”という種類を狙うほうが良い。音楽CDの場合はコンピレーションや、映画のサウンドトラックということになるが、好きなミュージシャンの曲が含まれている作品を購入すれば最低限の後悔で済む。本作のマリア・マッキーもサントラ盤で出会ったミュージシャンだ。

 邦題「永遠(とわ)の罪」は彼女のソロ2作目となる。80年代中期にローン・ジャスティスというバンドに在籍していた女性といえばピンとくるだろうか。残念ながら当時の私はローン・ジャスティスを知らなかった。彼女を知ったのはバンド解散後、ソロ活動を始めたばかりの1990年、映画「デイズ・オブ・サンダー」のサントラ盤だったが、大好きなGN'Rやジョーン・ジェットよりも、全く知らない彼女の収録曲が一番気に入ったものだ。それからすぐにソロ1作目「Maria McKee」や、ローン・ジャスティス時代のアルバムも聴くようになった。バンドとソロでは幾分雰囲気が違うが、ブルーズやカントリーといったアメリカのルーツ・ミュージックに影響されたロックで聴きやすい。ソロ1作目やサントラ収録曲「Show Me Heaven」は、彼女のヴォーカルに重みが置かれているが、本作はローン・ジャスティス時代に戻ったようなバンド・サウンドになっている。それもそのはずで、クレジットにはローン・ジャスティスのメンバーが名前を連ね、「This is not solo album」と書かれているのだ。

 ちなみに、クレジットには「Cover Photography by Dennis Hopper」とも書かれている。革のウエスタンっぽいシャツを着たマリアが、風で乱れた髪を耳に掛けた瞬間を撮影したのは俳優のデニス・ホッパーだ。とびっきりの美人ではないけれど、このモノクロのマリアの表情はなんとも言えない。サントラで出会わなくてもジャケ買いできっと出会っただろうな。
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by velvet_iris | 2005-03-10 20:25 | M/N/O
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