Kiss / Kiss Symphony:Alive IV(2004)
a0026447_19572426.jpg 邦題「地獄の交響曲」。2003年2月28日にメルボルンで行なわれたコンサートの模様を収めたライヴ盤だ。キッス・ファンならお馴染みだが、タイトルの「Alive」というのはキッスのライブアルバムに冠されるいわば“ブランド”であり、本作が第4弾の「Alive」ということになる。1975年の「Alive」以来、3作をリリースしたものの「Alive III」以降のキッスは10年間で新作(スタジオレコーディング)を2枚しか発表しておらず、ツアーでも定番の曲が多いため「Alive IV」は当分先になるだろうと思っていたものだ。

 だが、そこは“ロック界の錬金術師”ジーン&ポールである。オーケストラとの競演というアイデアで見事に「Alive IV」を実現させたのである。もちろん、ハードロックとオーケストラの競演は斬新なことではない。ディープ・パープルをはじめ、あのメタリカまでもが既に実現・成功させている。それでもキッス・ファンであれば、「いったいどんな風にアレンジされるんだろう」という興味をそそられてしまうものだ。コンサートから一年以上経過して発売された本作を聴いて、ほとんどクラシックを聴かない私が抱いていた「変に上品になったりしないか」という心配は無用だった。音が分厚いのである。「Love Gun」のようなハードなナンバーはより重厚に、「Beth」のようなバラードはより美しいアレンジに仕上がっている。もちろん、「Alive III」以降の「Psycho Circus」などもバンドのみの演奏で収録されており充分に満足できた。

 ちなみにメンバーは不動のポール、ジーンに加え、ピーター・クリスが復帰している(このあと再び脱退)。おそらく古くからのファンが満足できないというならば、離脱したエース・フレイリーに代わりトミー・セイヤーがギターを務めていることだろうか。
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by velvet_iris | 2005-03-02 20:00 | J/K/L
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