Strawberry Switchblade / Strawberry Switchblade(1997)
a0026447_21575576.jpg 1971年生まれの私にとって80年代は9歳から19歳、まさに子どもから大人へと成長した10年間だった。恋にケンカに勉強にスポーツ、いろんな事に興味を抱き、初めての経験を繰り返していた10年間なので「80年代」という言葉の響きだけで甘酸っぱい想いが込み上げてくる世代だ。小学生の頃から洋楽ロックを聴いてきた私でも、当時流行したポップスを聴くと耳が覚えているし、心だけがあの頃にタイムスリップして少し素直になれるような気がする。

 今日のアルバムは1985年にヒットしたストロベリー・スウィッチブレイドの唯一のアルバム「ふたりのイエスタデイ」に9曲のボーナストラックを追加し「ふたりのイエスタデイ+9」というタイトルで日本独自企画・再発されたものだ。なんといってもタイトル曲のM1「Since Yesterday」は懐かしく、イントロのトランペットが流れた瞬間に14歳へ戻ってしまう。TVCMにも使用されたM14「Ecstasy」は、普段ロック好きと公言している人間が聴くのは抵抗があるくらいポップな曲だが、懐かしすぎてどうでも良くなる。アルバムライナーを読んで初めて知ったのだが、この「Ecstasy」という曲はCM用に日本サイドで制作されたそうで、作曲にはブルー・コメッツの故・井上大輔氏も加わっているとのこと。井上氏といえばガンダムの主題歌を歌い、数々のJ-POPを手掛けた人だが、スコットランド出身のこの女性デュオにも曲提供をしていたとは驚きである。

 アルバム全体にエレクトロニクスが導入されている点は“時代”を感じさせるが、ジルとローズのハーモニーには不思議な魅力があると思う。私にとっては魅力というより魔力に近い。なぜなら他にもヒットした80年代の洋楽ポップスはたくさんあるのに、「80年代」というキーワードだけでこの二人を思い出してしまうからだ。
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by velvet_iris | 2005-02-27 22:01 | P/Q/R/S
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