Aerosmith / Toys In The Attic(1975)
a0026447_1530288.jpg 邦題「闇夜のヘビイ・ロック」。キャリアの長いバンドの場合はファンの年代も様々で、またアルバムに対する思い入れもそれぞれ違ってくるものだ。エアロスミスもそうだが、特にエアロの場合は沈んでいた時期があったり、お世辞にも良いとは言えないアルバムが続いた時期もある(と思う)。しかし、この3rdアルバムは往年のファンや、90年代以降のファンにも愛されるアルバムの中の一枚ではないだろうか。オープニングを飾るタイトルナンバーM1「Toys In The Attic」をはじめ、定番のM4「Walk This Way」やM6「Sweet Emotion」、カヴァーのM5「Big Ten Inch Record」も良いが、個人的にはラストのM9「You See Me Crying」が大好きだ。80年代の「Angel」や90年代の「Cryin'」に匹敵するほどの美しさだと思う。

 15歳の頃、英会話の先生と音楽の話をしたときのことを思い出した。その先生はアメリカ人で20代後半くらい、当時流行っていたコメディ映画「ポリスアカデミー」のスティーヴ・グッテンバーグに似ていたので、友だちとの間では“マホーニー”というあだ名で呼んでいた。ある日の授業中、マホーニーが「音楽は好きですか?」という問いと共に「好きなミュージシャンを教えてください」と質問してきた。周りは「レベッカ」だとか「ボウイ」と答えるのだが、来日して間もないマホーニーが日本のバンドを知る訳がない。案の定、「私は知りません。どんな曲か教えてください」と歌わせようとするのだ。私は「その手には乗るものか」とアメリカ人でも分かるだろうと「僕はグランド・ファンクとかエアロスミスを良く聴きます」と答えた。すると「昔のバンドですね。今のアメリカ人はほとんど聴きません」と鼻で笑われてしまったのだ。少々カチンと来た私が「先生は誰が好きですか?」と聞き返すと「僕はビリー・アイドルを聴いているよ」と言い歌い出した。あまりの下手な歌いっぷりにクラス中は爆笑だったが、正直「ああ、エアロはやっぱり古いのかあ」とも感じたものだ。それだけに、その翌年RUN D.M.Cが「Walk This Way」をカヴァーしたことにより、エアロが復活したことは嬉しかったのである。
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by velvet_iris | 2004-11-23 15:34 | A/B/C
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