Queen / The Works(1984)
a0026447_21202611.jpg 音楽にはいろんな効能があると思う。元気にしてくれる、勇気を与えてくれる、怒りや悲しみを増幅させてくれる、悩みを忘れさせてくれる等々。こういう効能は曲のリズムやメロディによるものが多いのだろう。また、タイムマシーンのように時間を戻してくれたりすることもある。これは曲の持つ要素は関係なく、聴いていた時期と記憶が直結しているからだと思う。私にとってこのアルバムは13歳の頃、まさに80年代の記憶が甦ってくるアルバムだ。

 リアルタイムでクイーンを聴きはじめたきっかけは「ベストヒットUSA」で流れていたM6「I Want To Break Free」のPVだった。シンディ・ローパーやカルチャー・クラブといったヴィジュアルを吹き飛ばすほど、フレディの女装は衝撃的だった。何度かPVを観るまでは他のメンバーも女装しているとは思わず、アルバムを購入してからロジャーの美しさに驚いたものだ。普通にブロンドのお姉さんだと思っていた。残念なのは「カッコイイ」という印象を持てなかったこと。つまり、音楽も含めて「面白いバンド」という、私にとって中途半端なカテゴリに分けてしまったことだろうか。当時、私の「カッコイイ」はキッスやディープ・パープルだったのだが、クイーンを「カッコイイ」と思えるまでに5年もかかってしまった。「面白い」や「カッコイイ」を含め、クイーンに対する感情というのは様々だと思う。実際にクイーンのファンは老若男女幅広く存在しており、そういった様々なファンに様々な愛され方をする。それもクイーンの魅力なんだろうなあと思う。

 何年か前、私の勤めていた会社に中途採用で入って来た女性がいた。年代はほぼ同じだが、趣味も違えば仕事をする上での考え方や、ものづくりのセンスも違う。「仕事以外では友だちになれないタイプ」だと勝手に決めつけていたのだが、会社の忘年会でカラオケに行くハメになった。そこで彼女が歌ったのがM1「Radio Ga Ga」だった。目がテンである。私もアルバム「Jazz」に収録されている「Bicycle Race」を歌い、あっと言う間に意気投合してしまった。それからはクイーンのDVDを貸し借りしたりと仲が良い。今はほとんど会う事がなくなってしまったが、今年も11月24日のフレディの命日にはメールが来るだろうなあ。
[PR]
by velvet_iris | 2004-11-07 21:22 | P/Q/R/S
<< Aerosmith / Toy... The White Strip... >>