Lenny Kravitz / Let Love Rule(1989)
a0026447_1329185.jpg 5月にはニューアルバムの発表、7月にはロックフェスでの来日、最近はアパレルメーカー「GAP」のTVCMなど、なにかと今年はレニー・クラビッツの名前を耳にした。今朝iPodが再生したのはデビューアルバムだが、1989年発表ということはもう15年のキャリアになったんだなあとしみじみしてしまう。

 15年も前のことなのでよく覚えてはいないが、たしか「鳴り物入り」のデビューではなかったように記憶している。あれほど勢いのあったメタルバンドが淘汰され始め、グランジというニューウェイブがブレイクする直前、今思えば私にとって「一息ついた時期」にこっそりとデビューしてきた新人。そんな印象だった。それまで聴いていたロック系の黒人アーティストは少なく、キングスXやリヴィング・カラーというバンドや、トニー・マカパインという速弾きギタープレイヤーくらいだったが(ジミヘンは別として)どうも、私の好みとはズレていて、夢中にはならなかった。このアルバムを買ったときも、何かの媒体で「黒いジョン・レノン」と比喩されていたのを確認してみるかなという程度だったと思う。

 しかし、聴いてみてすぐに気に入った。ジョン・レノン云々は別として、少々メランコリックなメロディのM2「Let Love Rule」や、白人とはやはり違うグルーヴのM3「Freedom Train」。全体で言えば、絞り出すようなヴォーカルとファンキーなギターが良い。中でもシングルカットもされていないM12「Empty Hands」は私の中では名曲だ。残念なのは、2作目以降ファッションとともに、音楽的にも派手な曲が多くなった事だろうか。3作目「Are You Gonna Go My Way(自由への疾走)」からは興味がなくなってしまった。
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by velvet_iris | 2004-10-23 13:31 | J/K/L
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