Queensryche / Operation : Mindcrime(1988)
a0026447_13445376.jpg 私にはふたりの兄がいる。このブログにたびたび登場する5歳年上の兄は、キッスやディープ・パープル、ストーンズが好きである。そして、もうひとり年子の兄がいるのだが、それがコテコテのHMファンで、ジューダス・プリーストやらアクセプトを愛し、今でも「BURRN!」を買い続け、「空耳アワー」にマニアックなネタを投稿し続けている強者である(笑)。その兄の部屋からよく流れてきたのが、このクイーンズライチだ。

 年子だからという変な対抗意識があったのかもしれないが、私は当時、クイーンズライチを積極的に聴こうとはしなかった。本作をまともに聴いたのは、昨年発売されたリマスターが初めてである。聴いた感想は「17歳の頃に聴かなくて良かった」ということ。もしあの頃聴いていたなら、きっと私もクイーンズライチにハマり、今でも「BURRN!」を買い続け、普通のロックに満足できないコアなHMファンになっていたかもしれない。そのくらい「凄い」。本作はクイーンズライチの4作目で、様々な効果音や台詞とともにドラマが展開されるコンセプト・アルバムである。一口にコンセプトといっても、解釈のしかたは人それぞれだと思うが、私の場合はこうだ。M1「I Remember Now」で眠りから目覚めた主人公が回想を始める。M2〜7までは、地下革命組織に薬物で操られながら苦悩している姿。M8「Suite Sister Mary」でメアリーと出会い、自分自身を見つける主人公。M9「The Needle Lies」からは組織への反逆が始まる、といった感じだろうか。かなり端折ってしまったが(笑)。

 もちろん、たかが一枚のアルバムを聴くために「コンセプトは何か?」と頭をひねる必要はない。しかし、アルバムの世界にどんどん引き込まれてしまうのは確かだし、最初のうちはBGMのように気軽に聴けなかったのも事実。演奏・歌唱もハイレベルなので、シャッフル再生で切り取っても良い曲揃いだが、是非アルバムを通して聴きたい一枚だ。
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by velvet_iris | 2004-09-11 13:45 | P/Q/R/S
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